もし「増税して景気回復する」ならば、ほぼ景気回復と増税がイコールで、そのあとに増税=景気回復→社会保障制度などの充実が続く、「インフレ課税」をすすめます。というか、リフレーションとはインフレ課税の(条件つきの)別名ですが。
昨日、昭和恐慌研究会が『昭和恐慌の研究』の再版、岡田靖さんを忍んで開催されましたが、そこで少し話題になったのが、「増税すれば景気回復」リフレ版。要するにインフレ税の話しです。
これについては一番わかりやすいのが、『税とは何か』(藤原書店)ので飯田泰之さんの論文、啓蒙レベルでは、同『経済学的思考の技術』、同じく田中秀臣『経済論戦の読み方』などで読めます。
直観的にいえば、デフレからインフレに転換することで、景気がよくなり、税収が増えます。まさに「増税で景気回復」。北欧が好きでもアメリカが好きでもなんでもいいですが、社会保障制度もこのインフレ税によるファイナンスで相当ましになるでしょう。
なんといってもいまは20年近く継続したデフレ。インフレ課税の恩恵は正直、いまの日本ではほぼマックスぐらい存在する。ぜひ下にあげた3つの文献があれば読まれることを。僕のは品切れだけどアマゾンなどで古書で買えます。
- 作者: 神野直彦,田中秀臣,中村宗悦,飯田泰之,原田泰,若田部昌澄
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2003/11
- メディア: 単行本
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- 作者: 田中秀臣
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- 作者: 飯田泰之
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