三谷太一郎『ウォールストリートと極東ー政治における国際資本』

 友人との話題の中で知る。井上準之助高橋是清とウォールストリートとの関係など、竹森俊平さんの『世界デフレは三度来る』や安達誠司さんの『脱デフレの経済分析』などと比較対照すると面白いかもしれない。来週あたり購入予定。

 しかし三谷氏の著作は、そういえば最近読み返していた。日本の名著の吉野作造の巻の解説(これはすぐれもの)、他には新版の方の『大正デモクラシー論』。こういう経済的な問題がクロスする領域を実証的にする人だとは思わなかっただけに意外ともいえる業績。

ウォール・ストリートと極東―政治における国際金融資本

ウォール・ストリートと極東―政治における国際金融資本