派遣労働市場縮小の危機、新卒市場も縮小か?

 深刻なニュースを目にする。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081101-00000106-mai-soci
 :景況悪化への対応策として「派遣やパート、契約社員などの再契約停止」を挙げた企業は、前回7月調査時の17.8%から5.6ポイント上昇して23.4%。企業にとって雇用調整がしやすく急拡大した派遣労働者に、景況悪化による被害の第1波が出始めたことが鮮明になった:

http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-081101X400.html?C=S
:複数の大学関係者によると、採用状況が厳しくなり始めたのは米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻(はたん)した9月ごろから。企業の秋採用は例年より縮小傾向で、不動産会社や建設会社などからの内定取り消しが目立つ。:

 現段階では私の職場では求人数などの変化はなく、学生の就職状況も昨年並みである。しかし噂のレベルでは、来年度以降の採用の見直しがかなり出そうだということを聞く。それが現実にならないといいんだが。もう一度、90年代後半や00年代最初の数年の就職状況を目にしたくはない。

 派遣労働市場も急速に悪化していて、不況のバッファーとして利用されているという日本の雇用システムの非情な特徴を見せているようだ。

 日本の金融政策は、僕の知人がブログに書いたように Too Little, Too Late。世界の先進国でのリフレ競争に完全に遅れ、自ら不況の深化に貢献しそうです。なんで0.5%下げなかったんだろうなあ。まさに90年代あれだけやって懲りてるはずの戦力の逐次投入。日本銀行やっぱアホみたい。