石戸諭「脱不況こそ最強の雇用対策」

石戸さんの岡山の新卒市場を通じての雇用対策論です。

http://mainichi.jp/area/okayama/news/20101201ddlk33100558000c.html

長期不況に加えてデフレ、円高を背景にした「先行き不透明感」を理由に、企業側が採用を渋り、就職活動を直撃した形だ。同労働局の大崎真一郎局長は「もう少し良くなると思っていた。予想より悪化した」と危機感を強める。「ここ数年採用を絞り、人手不足になった企業もある。なのに先行きが見えず、正社員採用をちゅうちょしている」とみる。有効求人倍率は非正規や臨時雇用を中心にやや回復しているが、正社員求人は落ち込んだままだ。「何とか求人を開拓したい」(大崎局長)と話すが決定打は見つかっていない。

 大学側も積極的に手を打つ。岡山理科大(北区)は、早期の就活をサポートしている。内定者のセミナーなどを3年次の秋から始め、例年以上に求人票を集めるなど就職あっせんも熱心だ。今年から、内定を取れない卒業生の就職支援も始めた。それでも理大の内定率は54%。最悪だった昨年の56%をさらに下回る水準だ。榎本豊就職部長は「もっと手が打てた、という思いもあるが、現状はかなり厳しい」と話す。

 視点では石戸さんの不況対策論の要諦も読めて素晴らしい記事です。しかし本当に難しい。もうあと数カ月で四年生は卒業してしまう…。