『蟹工船』の現代的意義?

 しかし本当に社会が催眠術にかかっているとしか思えない、この『蟹工船』ブーム。というか貧困ブーム。今週の『週刊東洋経済』にも書かれているけれどもソ連礼賛とか共産党命みたいなイデオロギーがベースにあるこの本を今日の読者がちゃんと距離感を持って読めるのだろうか? そもそもこの本に本当に現代的意義はあるのだろうか?

 明日この続きは書くとして、とりあえず経済学から見た最も信頼すべき読解は猪木武徳先生の以下の本に収録されている。必読でしょう。