早読み東洋経済ベスト100


 さて恒例の『週刊東洋経済』の経済書・経営書ベスト100の季節です。しかし昨年の同時期のわがブログでの同記事を思い出していただきたいのですゲホン。予想通りといいますかなんといいますか、一位は“あれ”でした(笑 さすがに“夏祭り”w 


 さてそれはどうでもいいですので、ここではリフレ派関係と僕のベスト3への投票(基準は専門書よりも一般向けとうアンケート基準に従う)のコメントを一部。




第2位 竹中平蔵構造改革の真実』(日本経済新聞社


 なんでも民主党は、ムトウもだめならタケナカもだめ! といったそうですが、いまやなんという歴史の皮肉か(−−;)、もっとも政策的にリフレに影響しそうな人物といえば竹中先生です。しかし民主党の日銀派のみなさんの暴走が今後の注目点でしょうか。


 あ、ちなみに私これ、連載したとき読んだだけで持ってもいません。悪しからず。


第4位 安達誠司『円の足枷』(東洋経済新報社


おお! おめでとうございます。私のコメントはフルで本誌に収録されてますので、これは同誌をご覧ください。私はちなみに最高点を与えています。


第6位 原田泰『日本国の原則』(日本経済新聞社


 これまた私、第3位に推薦させていただきました。これもコメントは完全収録されてますので同誌をご覧くださいm()m。しかしこの歴史観は私も禿げ頭同意ということで。


第9位 望月衛訳『ヘッジホッグ』(日本経済新聞社


 来ましたか。これは時間がたつと味わいのでる怪著ですよ。


第19位 野口旭『グローバル経済を学ぶ』(筑摩書房


 おめでとうございます。私の第2位です。コメントは以下です。

コメント 経済学の基礎的な知識から一気に日本と世界経済の現状と今後を手堅く説明していく手腕は著者ならではである。読者は本書を読むことで経済学が現実を読み解く鋭い道具であることを再認識するだろう。


第19位 小峯敦『ベヴァリッジの経済思想』(昭和堂)


 実は『日本国の原則』とどちらか最後まで悩みました。研究書中心でしたら確実にランクインでしたが。


第19位 加藤涼『現代マクロ経済学講義』(東洋経済新報社


 もう少し順位が高くてもよかったでしょう。日銀バイアスが裏目に出たのでしょう。


第25位 岩田規久男『そもそも株式会社とは』(筑摩書房


といったところでしょうか。雑誌やこのブログでとりあげた本も上のほかにもいろいろ掲載されていて面白い祭りです。まあ、冒頭の去年の同内容のエントリーを香ばしくよまれてから一読するとさらに納涼効果抜群 笑)。