“視点”というほどではないですが、ミルトン・フリードマンの弟子トマス・ソーウェル*1がオバマ(米国の民主党大統領候補選に出馬している上院議員)の労働組合が中間層の地位を向上させるだろう、というベタな発言に切れてしまい、オバマ批判を長々と書きました。ソーウェルのキレぶりにオバマ関連の調査途中経過をここに書く気になりました。主にネット中心。
http://www.realclearpolitics.com/articles/2007/02/obama_on_economics.html
要するに組合は労働市場の効率性を損なうことしかしてませんよ(新しい働き手の職を奪い、雇用コストが高いことで結局、雇い主にも組合員にも得るものはない)、というのが趣旨です。
ところでオバマの経済問題へのスタンスは凡庸というかよくわかりません。イラク問題がいまは旬なのかもしれないですが。
http://obama.senate.gov/issues/
大統領選専用は下
http://origin.barackobama.com/issues/
実は著作「The Audacity of Hope」も購入して最初の部分を読んだが退屈で放棄しました。日本の政治家のものもそうですがどうしても総花的で淡白なものになってしまいますね。例の安倍首相の『美しい国へ』と大して変わらない雑駁した印象です。
ですので、このオバマの著作をベタほめしたレービットの趣味がよくつかめない 笑
もっとも冒頭で退屈しただけで全体を読めば…その可能性はどうもなさそうだし、ソーウェルの評価のように今からこの脇の甘さだとちょっと問題があるかもしれない。
ネットで読める解説は冷泉彰彦氏のぐらいしかまとまったのはないでしょうか?
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report5_968.html
マンキューによると、市場はオバマを民主党最強候補であると予測するそうですが。
http://gregmankiw.blogspot.com/2006/11/bayes-likes-obama.html