安井琢磨の地下経済論文


 備忘録代わり。安井琢磨の著作集には未収録。「點數切符制と消費者の選擇理論」東京大学『経済学論集』【第12巻第6号】(1942年6月刊)に。

 時間ができたら内容紹介予定。


http://www.e.u-tokyo.ac.jp/fservice/ronshu/10-19/sub1-n12.htm


 他に興味深いのは、

中山伊知郎著『發展過程の均衡分析』 、杉本榮一著『理論經濟學の基本問題』の書評【第9巻第7号】(1939年8月刊)、ランゲ「社會主義の經濟理論」の紹介【第9巻第1号】(1939年1月刊)、オスカー・ランゲ「流動性選好と利率決定機構」の紹介【第8巻第5号】(1938年5月刊)、ニコラス・カルドア「資本理論に關する最近の論爭」の紹介【第8巻第1号】(1938年1月刊)、高田保馬博士『經濟と勢力』の紹介【第7巻第4号】(1937年4月刊)、マツクス・ウエーバー『社會科學方法論』(富永祐治,立野保夫譯)および『職業としての學門』(尾高邦雄譯)の新刊批評【第7巻第1号】(1937年1月刊) 、杉村廣藏『經濟哲學の基本問題』の新刊批評【第6巻第2号】(1936年2月刊)、カッセル『經濟學に於ける數量的思惟について』【第6巻第2号】(1936年2月刊)、高田保馬『利子論研究』【第5巻第12号】(1935年12月刊)、ランゲ「マルクス經濟學と近代經濟理論」【第5巻第11号】(1935年11月刊)、杉村廣藏『カント』【第5巻第9号】(1935年9月刊)、マージェット「ワルラス體系の貨幣的側面」【第5巻第8号】(1935年8月刊)、スウィージィ「墺太利學派における主觀價値理論の解釋」【第4巻第9号】(1934年9月刊)、中山(伊知郎)教授の經濟學體系−『純粋經濟學』について−第4巻第5号(1934年5月刊)、中山伊知郎『数理經濟學方法論』【第2巻第9号】(1932年9月刊)、マルクーゼ「歴史的現實の問題」【第1巻第9号】(1931年12月刊)。

なんか漢字大杉栄で真っ黒だけどw


 安井の最晩年の経済哲学というか思想への関心が初期にその萌芽をもつことがわかって興味深い。