さっそく出ました、「皇子ご誕生」経済効果


 最近は日銀の政策スタンスの「予言」と「協調」「調和」にみちたw解説を発信し続ける第一生命経済研究所がどうもトップバッターのようです。


 http://group.dai-ichi-life.co.jp/cgi-bin/dlri/top.cgi


にはまだ情報がないような…。ソースはこちら。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000086-mai-bus_all


<第一生命経済研によると、皇太子妃雅子さまが愛子さまを出産された01年の婚姻数は、平年と比べ1万5000件増、出生数は1万1000人増だった。これを基に試算すると、結婚式や披露宴、新婚旅行、出産費用などの増加に、このところの景気回復の相乗効果が加わり、経済効果は1500億円にのぼるという。
 同研究所の永浜利広・主任エコノミストは「お祝いムードが高まれば、出産に関連する便乗商品が売れるなど、経済効果はもっと拡大する可能性もある」と指摘している。(毎日新聞)> 引用終わり。


 他の研究所はどないでしょうか? いまこそ産業連関分析の真価を発揮するときですが 笑)。めぼしい研究所をみてきましたがないですねえ。


 ところでこの種の経済効果分析で、第一生命経済研究所といえばやはり門倉貴史さんの活躍が思い出されます。門倉さんはリフレ的発想の方でしたが(当社推定)、門倉さんが去られてからなんか冒頭に書いたような野戦色がきわまっているわけでなんともはやですが(ーー;)。


 というわけで、門倉さんもまだなようですね。しかし相変わらず仕事の量すごいなあ。また新刊でるのか(@@)

おっとと、このエントリー書いた後にやはりでました! さすが予想通り用意されていたようです。上のよりこっちの方がいいかなw(当社身びいき推定w しかし額がでか〜 笑)。

http://ameblo.jp/kadokura4/entry-10016726832.html

 とりあえずこの種の経済効果分析の批判的注釈を下に(事例が違いますが、経済学的な基本構造はほぼ同じ)

http://www.amazon.co.jp/gp/product//4582851452/

の山形さんの書評を参考。僕もワールドカップ関連で書いたけど原稿のファイルがどこかに…(ーー;)

基本的にこの種の「予測」は十分眉毛に唾してですねえ、あくまでもレクリエーションとしてみなしたほうがいいというのが僕の意見でございます。