2019-01-01から1年間の記事一覧

BSフジ「蝶野正洋経済ブレーンバスター」第二回放送に出演しました

この番組は、日本の最前線の経済動向を主に企業レベルから紹介し、解説していくものです。蝶野正洋さんを中心に、MCの中川祐子さん、解説の田中秀臣でお送りしたものの第二回の放送がありました。今回は、オフィス革命を題材にして、最先端のオフィスを経済…

消費増税の悪影響が生産、消費、そして雇用に出始めている(財務省、経団連の補正予算反対という暴挙)

論説やメディアでの発言で繰り返し、消費増税が最悪のタイミング(世界経済の減速と景気下降局面)で行われること、消費増税対策の効果はあるが限定的であること、世界経済の情勢に依存するが急激な「消費増税ハルマゲドン」的なものはなく、むしろ徐々に経…

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」11月26日火曜コメンテーター出演:国際機関を利用した増税のごり押し、在職年金制度見直しなど

本日のおはよう寺ちゃん、お聴きいただきありがとうございました! 今日のメインは在職年金制度とIMF専務理事の消費増税提言への批判についてが中心でした。財務省的な発想を国際機関や「国際公約」などを利用するのが、政治家や財務省の増税手法です。まあ…

論説「GSOMIA破棄撤回、朝日が仕掛けた日韓「仲良しゲーム」」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載です。日韓の安全保障問題、そして朝日新聞の社説への批判が主軸です。ぜひお読みください。 ironna.jp

柿埜真吾『ミルトン・フリードマンの日本経済論』(PHP新書)

ミルトン・フリードマンといえばマルクス経済学や反経済学の色彩の強い日本の論壇や経済学者の世界では忌み嫌われている経済学者の代表である。しかし米国では、フリードマンの考えに反対の人でもその主張の明晰さを評価する声は大きい。この日本の閉鎖的な…

TBSテレビ「あさチャン!」で『アナと雪の女王2』についてコメント出演(11月22日)

一大ブームを引き起こした『アナと雪の女王』の続編が公開されました。前作のときの『週刊現代』などでコメントしましたが、今回はテレビでコメントしました。 やはり楽曲のよさ、観客が幅広い世代で女性中心にけん引していったこと、異なる価値観を受け入れ…

論説「「桜を見る会」と「沢尻エリカ逮捕」世論に鳴り響く不思議な陰謀論」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載です。今回は陰謀論の発生要因について考えてみました。また地下経済についても簡単にコメント。 ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」11月19日火曜コメンテーター出演:

本日もお聴きいただきありがとうございました! 今日の主なニュース解説は、桜を見る会の話題、香港の情勢、消費増税後の景気動向などでした。エンディングは文字数。 来週もぜひお聴きください! 本日のニュース解説メニュー○「桜を見る会」前夜祭 首相再び…

ケインズ学会、英文ジャーナル創刊 Review of Keynesian Studies(野口旭、小野善康、クリーゲル他掲載)

ケインズ学会の英文ジャーナルの創刊号が刊行された。 e-journalなので以下から読むことができる。 https://ejournal.webnode.com/inaugural-issue-november-2019/ https://keynes-society.blog.ss-blog.jp/ 個人的には野口旭さんの Asahi Noguchi, Shifting…

映画「スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム」

ディープフェイクやフェイクニュース、ドローンの問題性など現代的な側面をふんだんに盛り込んだ作品。劇場公開では見逃したが、なかなか面白い。 スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム (字幕版) 発売日: 2019/08/30 メディア: Prime Video この商品を含…

論説「池袋暴走事故、なぜ「上級国民」を「容疑者」と呼べないのか」by田中秀臣in iRONNA

今週はいつかは書かなければいけないな、と思っていた問題について書きました。日本の官僚的物言いの醜悪さに焦点を当てています。ぜひご一読ください。 ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」11月12日火曜コメンテーター出演:香港デモ激化と中国経済、地方銀行とネット金融連携など

本日もお聴きいただきありがとうございました! 年金の話題、消費増税、中国経済と香港デモの関係に加えて、本日は福島銀行とSBIとの資本連携について分析し、マイナス金利や人口減少化が地方銀行を衰退させるというよくある視点を批判的にみながら、金融庁…

日本経済新聞「韓流の牙城に「嵐」は吹くか 東南アジアで巻き返し」にコメント(2019年11月12日)

日本経済新聞の岸本記者の独壇場といえる「嵐」と東南アジアのアイドル市場分析。私、田中秀臣もコメントで協力しました。ぜひお読みください! www.nikkei.com

『福田徳三著作集第9巻 経済学論攷』福田徳三研究会、山内進 編

福田徳三著作集の最新刊です。この企画に参加したときは、東京オリンピックの頃には順番かな、と思いましたが、どうやら大阪万博が見えてきましたw。 それは冗談として、山内進先生の切れ切れの解説も含めて、日本の経済学の巨人の著作、ぜひお手元か図書館…

『サブリナ』ニック ドルナソ (著),藤井 光 (翻訳)早川書房

不気味な作品である。表層的には現代のさまざまな病理的現象が組み込まれている。ネット社会の病理的な側面、マスコミの病理、新興宗教的なものの病理、職場での薄っぺらいつながりと手のひら返しの疎外、身勝手な愛情の病理、殺伐とした郊外と室内の光景、…

田中秀臣の最新経済ニュース(2019年10月号)「日本と世界のデモとテロと無限謝罪の経済学」in Schoo

田中秀臣と田原彩香さんでお送りする毎月第一木曜日午後9時から一時間のネット講義。 今回は、以下がメニューでした。多くの方にご覧いただきまたコメントも多く感謝です。おためし受講もできますので、ぜひ確認してみてください。 schoo.jp 1.デモと『ジ…

論説「無理強い対話と無限の謝罪要求、韓国の「お約束」に付き合うな」by田中秀臣in iRONNA

韓国は日本をなんだと思っているのでしょうか? 他国の国民感情を無視した外交攻勢など単に迷惑なだけです。むしろ日本政府は韓国に対して元徴用工問題の対応について報復措置を行うべきだと思っています。そういう趣旨の論説です。 ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」11月5日火曜コメンテーター出演:日韓対話、増税一カ月、菊池桃子さん再婚など

今週は、やはり日韓首脳の一年ぶりの、韓国側の無理強い対話が焦点のひとつでした。また消費増税一カ月で、まだデータはあまりありませんが、それでも増税ができない環境で増税した負のショックは決して楽観できるものではありません。以前から指摘している…

ドラマ「チェルノブイリ」

エピソード1を見始めたばかり。究極の人災が展開していくが、政治劇の側面もあり、そのリアルな描写にくぎ付けになる。もちろんこのリアルさの共有感情は、東日本大震災の経験にも裏付けられているのは間違いないだろう。引き続き見ていくつもりだ。 (付記…

つるの剛士芸能生活25周年&歌手10周年記念ライブツアーファイナル鑑賞&「田中秀臣を探せ!」回答編

つるの剛士さんの芸能生活25周年&歌手10周年記念ライブツアーファイナルに行きました。つるのさんのTwitterでの発言やまた著作を拝読し、その書評を書いてから、ぜひライブにもお伺いしたいと思っていました。今回は記念すべきライブにいけて大変に満足で…

アイドルグループ嵐の「嵐ロスの経済効果」についてコメントin『日経トレンディ』2019年12月号

アイドルグループ嵐の活動休止まであと一年二カ月ほどになってしまったが、今日も嵐が記者会見をひらき、来年、新東京国立競技場でコンサートを開催するとの報道があった。本当に意欲的である。 『日経トレンディ』最新号では、この活動休止までの嵐の経済効…

論説「石油価格上昇と消費税の経済学」<連載98回>『電気と工事』11月号掲載

98回目の連載はやはり消費増税についてでした。どうしても月刊誌のずれがあって寄稿時点ではサウジアラビアの石油施設のドローン攻撃で原油価格が高騰していました。現在は落ち着きを取り戻しています。 メディア: この商品を含むブログを見る

論説「景気悪化をダメ押しする「空っぽ保守」と「腑抜け野党」」by田中秀臣in iRONNA

今週の連載投稿です! 消費増税による経済減速への政治家の無関心を批判しています。どうぞご一読ください。 ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」10月29日火曜コメンテーター出演:豪雨インフラ対策、香港景気後退、消費税段階増税論批判など

本日もおはよう寺ちゃん活動中お聴きいただきありがとうございました! 専門論文も一息の期間なので時論の勉強にせいをだしてます。その成果が徐々に表れるといいのですがw。期待してお待ちください! 本日のニュース解説メニュー○英の離脱期限 1月末に○豪…

田村秀男「経済成長を無視する空っぽの保守主義」in『クライテリオン』2019年11月号&「経済ひとりがたり 田村秀男」

数日前に紹介した『クライテリオン』で読むべきものは、最後の座談会とこの田村さんの論説である。安倍政権の経済政策、特に今回の消費増税を批判する筆致は厳しい。成長志向なき保守主義は「空っぽ」であうという視点は、僕も共有します。田村さんは財政政…

クルーグマン、フリードマン、グレーバーら『未完の資本主義』(大野和基インタビュー&編)PHP新書と日本など先進国の生産性比較

これは面白かった。クルーグマンとコーエンは相変わらずなんだが、ビクター・マイヤー=ショーンベルガーのデータ資本主義論が興味深い。セドラチェック、ブレグマンはおじさん版のグレタ・トゥーンベリなんだなと得心いった(笑。 AI型失業についてはクルー…

宮崎哲弥・藤井聡・中島岳志・松尾匡「思想の転換点 第二回」『クライテリオン』

『クライテリオン』の最新刊をご恵贈頂きました、ありがとうございます。 まずMMTについては政治運動はともかくとして、理論的には相変わらず言ってる人で見解が違う支離滅裂な体系であり、特に物価水準が不定であることがその根幹にあると思います。まあ、…

「オレのつぶやくMMTが世界一!」とか言ってるネット匿名の裸の王様たちへの自意識肥大をみたす機会の情報提供w

愚か者たちの集団が、匿名MMT支持者の群れである。肥大化した醜い自己顕示欲と、他者への攻撃性だけが増加した悪しきど素人の群れである。さてそんな人たちに自意識肥大をみたす機会を提供しよう。といっても僕が与えるのではなく学会が提供する。 ひとつは…

白川方明日本銀行前総裁のダメな経済論説

Nikkei Asian Reviewに登場した白川氏の論説「世界は“日本化”の悪しき教訓を学んだー政府はデフレの亡霊ではなく、生産性向上に焦点をあてよー」が掲載されてたと知人からのメール。「デフレの亡霊」とは白川総裁時代の日銀の亡霊がいまだに日本銀行の政策を…

浅田統一郎「2019年度経済財政白書を読んで 「アベノミクス」の成果と消費税増税の影響の評価が焦点」」

浅田さんからファイルを送っていただき拝読しました。拡散してほしいとのことなのでお知らせします。 正統的な財政と金融のポリシーミックスが必要なこと、過去のアベノミクスの成果はほぼ金融緩和の継続で説明できること、消費増税が最悪のタイミングで行わ…