『人口論』で有名なマルサスの主著『経済学原理』が発刊されて201年目。200年を記念したマルサス学会に先週土曜日に参加して勉強した。特にマルサスの功利主義的側面、神義論に関する論点は面白かった。なお『原理』には今日のケインズにつながる総需要不足と総供給面の不整合という二つの解釈がある。
なぜマルサス学会に行ったかというと生存権の経済思想的な勉強をしているから。特にマルサスの影響が強すぎて、マルサスの周辺の人物の研究(マルサスへの影響)がいまいちおろそかになってる実情がある。ペイリーなどはその典型。
マルサス学会2021年度
柳沢哲哉(埼玉大学)「ペイリーからマルサスへ」を拝聴。とても勉強になった。