TOKYO FM「TIME LINE」で高校野球のシビアなお金の問題についてコメント(8月23日)

金足農業高校に全国から募金が多額集まったことをうけて、あらためて夏の甲子園大会、高校野球そのものの金銭面への関心がクローズアップされました。

 

急きょこの問題について小田嶋隆さんの回に電話でコメント出演していくつかの論点を話しました。小田嶋さんとは政治の意見はまったく違いますが、久しぶりにラジオをきいたら(同世代ならではの人生論的な)独特の諦観に磨きがかかっていて面白いですw。また知人の常見陽平さんが僕の後にゲスト出演してたまたま交歓できたのも面白い経験です。

 

以下は若干付記した要点です。

 

1 まず寄付金が多額集まったことは金足農業の健闘を日本中が祝った証拠であり喜ばしいこと。また優勝した大阪桐蔭のすばらしさも忘れてもいけません。

 

2 公立高校と私立高校の資金力の差を、自分の母校の経験も踏まえて話しました。高野連公益法人で非営利的側面がとても強く、各出場校への援助が限られていて、それは反面で非営利なために放送権料をとらなかったり、入場料収入をおさえたことにも原因があることです。なので出場校には経済的な負担が独自にかかってきて、それがいろんな問題を引き起こす可能性があります。

 

3 野球もまたお金がわりとかかるスポーツであることは間違いない。特に甲子園に出場する高校は多くが私立高校であり、また中高一貫校や大学の付属・系属なども多い。東大の合格者の家庭の所得構造(年収高め)と似ているかもしれない。ちなみに甲子園にも東大にもだいたい1000人中6人ぐらいしか出場者・合格者はいない点でも興味深い共通点がある。つまり東大も甲子園も保護者・家庭の年収が大きく作用している可能性がある。ただしスポーツ関係は奨学金制度(免除や補助)などの存在も忘れてはいけない。

 

4 甲子園出場の金銭的負担を解消するひとつの方途は、高野連の補助を増やすことも一案である。ただし先に書いたように非営利性が強いのでどこまで修正すべきか議論があるだろう。入場料の差別化(高い座席をさらに高くする、タダの席はそのままなど)や放映権料を課すことなどが考えられる。

 

以上です。

 

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