2007-04-04から1日間の記事一覧

 ロバート・フランク他『ウィナー・テイク・オール』の“ひとり勝ち”市場の分析

「ひとり勝ち」社会を分析した古典ともいえる本。フランクはバーナンキとの共著の経済学教科書を書いてる人でもある。「ひとり勝ち」(ウィナー・テイク・オール)市場は本来はスポーツや芸能などごく一部の世界で、ごく少数のトップパフォーマーがその市場の…

 書評:安達誠司『円の足枷』

先週、『エコノミスト』に掲載されたものの元原稿(実際に掲載されたものと少し違います。 日本銀行が2月に金利引き上げを決定した直後に、上海株式市場の暴落に端を発する「世界同時株安」の衝撃が世界を襲った。日本銀行はいわゆる「円キャリートレード」…

ランダール・S・ビリングスレイ著 望月衛訳『アービトラージ入門 裁定理論からマーケットが見える』

今日読む予定。望月さんの新しいお仕事。感想はたぶんここに数日してから追加して書くと思う。 本当にただの感想だけどw、これは大学での半期の講義テキストとしては最適かも。まずいいのは国際的裁定という現在あまり成立していない事態wをきちんと例示し…

 Thomas Palleyの日本の低金利政策とブレトンウッズ2.0への反論

Palleyの日本の低金利政策への反論(もう日本は停滞してないから金利あげて世界経済に貢献すべし論)とそれに密接に関連する新ブレトンウッズ体制(ブレトンウッズ2.0)への批判。 http://www.thomaspalley.com/?p=73 http://www.thomaspalley.com/docs/rese…

 猪瀬メールマガジンへの帰還

4年ぶりぐらいに古巣(時論の出発点)で長いリフレ論説書きました。近々配信予定でしょう。ご登録は下。http://www.inose.gr.jp/mailmaga/index.html