『まんがでわかる! ケインズの経済学』(イーストプレス)

 経済書ベスト3で何人かの方々があげていて、この本は立ち読みを少ししただけで全部読んでないなと思い、さっそく読破。細かいところを抜かせばよくできていて感心。

 マンガ的なケインズでは、ピーター ピュー&クリス ギャラットの定評のある『ケインズ』、ナガイ・ケイ &谷島 憲明『翔んでるケインズ』をいままで読んだ。その他に小島寛之氏が監修・解説している『ケインズ』があるがそれは未読。

 読んだ中では最も読みやすい。このイーストプレスでは『資本論』も二冊に分かれてでていて、それは第一巻は物語重視でほとんど経済学らしい話はなく、その物語設定を第二巻でフルに活かしながら、マルクスエンゲルスの経済学そのものを深く解説していくという「構成」(最初からのものかは不明)は秀逸だった。