2015-11-08から1日間の記事一覧

消費者物価指数(コアCPI、コアコアCPI、新指数)は「ほぼ水平」が「客観的説明」ではなく、アベノミクス以降上昇反転が「客観的説明」

同じく平井俊顕さんが上記エントリーと同様に、CPI(消費者物価指数)は90年代以降「ほぼ水平」が「客観的説明」だといったので、これも日本銀行が政策目標で参考にしている消費者物価指数の三タイプ(コアCPI、コアコアCPI、新指数)の動向をみてみる。 こ…

GDPデフレーターの動向(90年代から下落継続したが、アベノミクス以降はプラス反転が“客観的”説明)

昨日の経済学史学会関東部会での僕の質問。平井俊顕さんが「GDPデフレーターが下落している」という指摘について。90年代から下落してマイナス域だった。これは「デフレーション」のひとつの指標である。これを言うのは正しい。しかしその下落があたかも安倍…

経済学史学会関東部会、野口旭『世界は危機を克服する』合評会感想(松尾匡さんのコメントとトービンの主張)

大学で休日出勤の後に行ったのでかなり消耗。しかし報告のお二人のコメントは楽しかった。やはりプロ同士のコメントの応酬は得るものがある。平井俊顕さんのコメントについては、僕の関心のあるところだけを下のふたつのエントリーに書いた(会場でもこのふ…