アイドルに関心のある人はもちろん、アイドルってなに? という人、特に僕に取材してくるマスコミの人むけにいま僕が関心をもち、他人にすすめることができるアイドルたちを紹介。と同時にいままで彼女たちについて書いたものもリンクで提供できるものは記載しました。
今回は、いま好きなアイドルを前半に、後半は、前半の人達ほどはまってないけど気になるアイドル、楽曲、企画などを紹介。
前半の部
1 鈴木花純(すずきかすみ)
ソロのシンガーです。今一番好きなアイドルは? という問いには即時に彼女だ、と答えるでしょう。声量が豊かであるとか技巧があるとかではない、いわゆる“魂で歌う人”です。そして彼女の魂の大半は「感動」でできているのではないでしょうか? 音楽プロデューサーのつぶP氏との二人三脚で、まさに師弟の孤高の音楽の道をすすんでいきます。対バンライブなどの場にいけば、彼女のつくりだす他とは隔絶した世界観がよくわかると思います。あと重要なので最後に書いておきますが、話さなければ本当に美人ですw
あなたは、鈴木花純を聴いたことがあるか? 2017年最も注目する入魂のアイドル(Newsweek日本版 by田中秀臣)
http://www.newsweekjapan.jp/tanaka/2017/01/-2017.php
アイドルの経済効果とファン心理(日本経済新聞ネット版でのコメント)
2 WHY@DOLL(ほわいどーる)
北海道出身の二人組アイドル、ただし活動拠点は東京です。青木千春(ちはるん)と浦谷はるか(はーちゃん)。拙著『ご当地アイドルの経済学』の中でも2015年終わりから16年冒頭までの彼女たちの活動をインタビューをもとに記事にしました。彼女たちの楽曲はとても好きで、特にアルバムの『GEMINI』やそこには収録されていませんが、シングル曲「Magic Motion No5」はまさにアイドル楽曲の傑作のひとつといっていいでしょう。定期ライブ、新星堂でのライブ、そしてshowroomなど有料、無料、動画などを巧みに工夫して活動を続けています。彼女たちにはアイドルに必要なものはすべてそろっています。残るはもう一段、二段階上の知名度だけです。Tパレに移籍してから楽曲には大人のテイストが加わり、さらに世界観に膨らみがでてきました。
ホワイドールを扱った論説は以下に。
論説「5千人のアイドルたちが「アイドル」という枠組みを破壊し始めている…日本の新しい教養」(by田中秀臣)in Biz Journal
http://biz-journal.jp/2016/07/post_16098.html
書籍は以下の『ご当地アイドルの経済学』に記載。
- 作者: 田中秀臣
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2016/02/10
- メディア: 新書
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3 西恵利香
テレビ朝日系列の「アイドルお宝くじ」で、アイドル界屈指のシンガーの実力(の一端)を披露して、おそらく彼女のことを知らない人達を驚かせたことだろう。ライブハウスで彼女の歌をきいていると、たまにこんな宝石みたいな歌い手がなぜこの地下に?? と思うことがある。ちなみにわりと複雑なキャラなんじゃないかな、とその複雑な色合いの瞳をみてると思ったりもします。
西恵利香を扱った論説は以下。
日本で歌姫はどのように生まれるのか? 西恵利香の昼と夜 - Newsweek日本版 by田中秀臣
http://www.newsweekjapan.jp/tanaka/2016/09/post-7.php
余談だが、先のホワイドール、そしてあとで紹介するFaint☆Starなどが、彼女の西会という女子会のメンバーらしく、僕の好きなアイドルがかなり加わっているので、その影響力が正直怖いです(笑。
https://www.youtube.com/watch?v=_O_vgGdctGk
4 さんみゅ〜
松田聖子らを輩出したサンミュージックが10数年ぶりにプロデュースしたアイドルグループ(現在5名)。もともといまから2013年の夏のイベント会場で、中森明夫、栗原裕一郎、矢野利裕という辛口の評論家たちに、史上まれにみるほどの勢いで酷評されたのを、目の前でみてて逆に興味を持ちました。いまでも思い出しますが、初台doorsで初めてみた彼女たちのライブはかなりよく、そこからファンになりました。
そこから二年ほどは、彼女たちのライブはまめに行っていたのですが、ここ一年ほどは足が遠のいていました、なので実情はいまは詳しくないのです(いい現場だと思っています!)。ひとつは、かのベッキーの作になる「トゲトゲ」という楽曲でのイメージチェンジが肌に合わなかったこと、そしてなによりも最も推してた山内遙(はるるん、いまはファッションモデルで注目を浴びつつあります)が脱退したことが大きいですね。ただ下にリンクをはりますが、最近の新曲のイベントでみせている彼女たちの実力は、本格派アイドルの名に恥じません。すごく進歩したな。と四年前の記憶と比較しても思います。中堅アイドルグループといっていいでしょう。彼女たちもいつでも大化けする準備はできているグループです。また見にいかないといけない。ぜひ皆さんもよろしくお願いします。
さんみゅ〜について書いた論説は以下。
2千人…アイドル大国・日本の破滅的競争 武道館公演、なぜ増加?景気回復で人気失速? in Biz journal by田中秀臣
http://biz-journal.jp/2015/02/post_8940.html
ここはライブの動画で。
https://www.youtube.com/watch?v=rwGKFKcSHY4&t=1159s
余談ですがw、2013年の年末に僕の主宰するトークイベントに出てもらいました。ただ歌うことなく、絵とダンスを一緒にしましたw。すみません。
5 欅坂46
説明は不用で、いまさら紹介するのもなんですが(同じことがAKB48グループと乃木坂46にもいえますが)、国民的アイドルにむかって爆走中です。ただAKB48グループに対したときの「坂」シリーズの経済学的考察は実に興味深いものがあります。その一部は、以下のなぜか電気関係の雑誌でもう6年ぐらい連載している論説の中で、2017年3月号で「欅坂46の経済学」として書きました。まだ続きを書くつもりです。
「欅坂46の経済学」in『月刊 電気と工事』2017年3月号 by田中秀臣
雑誌のリンクは動画の後に。
https://www.youtube.com/watch?v=mNpPQXMgtmw
「欅坂46の経済学」の掲載雑誌は以下。
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: 雑誌
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6 Faint☆Star
HINAとYURIAのふたり組。おそらく彼女たちのアルバム「 PL4E 」は発売まもなく、トークイベントの席上で知人から頂戴して、そこからあしかけ三年、まったく飽きることなく繰り返し聴いている。その完成度はとても高い。どのくらい高いかというと物凄くだ。実はライブはまだ計三回しかみてはいない。どうしてなのか考えてみたが、一緒にチェキが撮れないから(笑。それは半分冗談として、今年行われたセカンド・ワンマンライブは本当に満足するものだった。それにやはり大人の鑑賞に堪えるショー構成、お茶目なところやユーモアや、アイドル的なバラエティ感も忘れない。さすが名プロデュース軍団のアゲハスプリングの英知が見え隠れする。それとふたりのファッションセンスが光る。成熟していくふたりの今後が楽しみである。長く続けてほしい。真剣にお願いする。
論説は書くべきなのだが準備中。
https://www.youtube.com/watch?v=Yk93_QhV6cI
7 あヴぁんだんど
世に隠れた原石、宇佐蔵べにと小鳥こたおの二人組。彼女たちについて書くとすれば論文になってしまう(笑。思い入れというよりも、その活動自体の知的な刺激ゆえに語るべきことが多い。事実上、セルフプロデュース的な活動が多くなっているようで、現在の事務所所属後は試行錯誤が続く。その闘いもじっくり見ている。
いま書いたように、彼女たちについては学術的な論文を準備している。なかなかてこずっているがかならず春までにはなんとか。それまでは以下の感想文でお許し願いたい。これは彼女たちを初めてみた一周年記念ライブの感想である。
都会の女の子の孤独と格闘。それを思う。
[REAL-JAPAN]あヴぁんだんど、「見捨てられたアイドル」の祝福された一夜 by 田中秀臣
https://www.youtube.com/watch?v=ChVu1OXGad0
8 石川彩楓(はちきんガールズ)
はちきんガールズは、高知出身のアイドルグループ。東京にきたときは四人、そして僕が彼女たちを取材し、『ご当地アイドルの経済学』の中で書いたときは、三人。そしていまは石川ひとりだ。だがグループ名は変えない。なぜなら「ズ」とは、彼女、運営、関係者、そしてなによりもファンを指す複数形だからだ。彼女の本拠地は、四谷アウトブレイク、僕の本籍地の三軒くらい先だ。これもなにかの縁だろうか。はちきんガールズの三人が分解したときに、ふつうのアイドルにならば、「終わったな」という感想がくるのが自然なのだが、はちきんの場合は違った。「石川ならむしろはちきんガールズのすべての世界をひとりのものにできる最高のチャンス」、と僕は思った。複数でいるときはその本来の優しさゆえに前面にでなかった、その天性の資質と、また長年のダンスと歌の研鑽がいまひとりの世界を支える。僕は彼女のライブを実に楽しみにしている。それは自分のアイドルの本籍地のひとつだと思うからだ。
はちきんガールズについては、『ご当地アイドルの経済学』に書いた。石川の物語もいつか書いてみたい。まだ先の楽しみにしておきたい。ちなみに最近、高知のメディアの取材をうけたが、石川の活躍をもっと高知のメディアはとりあげるべきだと熱弁をふるってしまった 笑
https://www.youtube.com/watch?v=ac2f316fAGQ
9 まなみのりさ
まさかライブ活動が事実上の休止になるとは思っていなかった。彼女たちほど経験値が高いアイドルグループは日本ではあまりいない。それだけに現在の状況は驚きとともに、次の飛躍と思ってここは我慢のときなのか? 評論家の栗原裕一郎さんのすぐれた論説やインタビューがあり、それを読まれることを欲します。ただ僕も彼女たちの記録の一部を拙著『ご当地アイドルの経済学』に書きました。再起動を切に期待したい。
ちなみに僕の批評を自分達の人生の記録として言葉で謝意を述べてくれるアイドルは実は少ない。批評は宣伝の要素はもちろんあるにはあるが、それは副次的なもの。実際には記録と評価でしかない。その点を理解してくれている数少ない人達で、逆に感謝している。
以下は現時点で最後のライブ
https://www.youtube.com/watch?v=_6cy5muT05o&t=210s
以下コメントは数時間後に埋めます。
10 Negicco
癒し効果抜群。彼女たちの楽曲を聴くことは精神安定的なものをもたらす。特に僕は関越自動車道をたまに利用するが、高速運転という緊張を適度にほぐすのに彼女たちの曲をしばしば流す。決して歌唱力が傑出しているわけでもパフォーマンスが秀でているわけでもない。だが彼女たちが長く愛されているのは、やはりその癒し以外に考えられない。彼女たちを支持する批評家やサブカル担当の論者も多いので、それらの人の書いたものを読めばいいかな、と思い、ほとんど彼女たちについて書いたことはない。そこが個人的に自分の努力不足を感じるところである。現場からもだいぶ足が遠のいてしまったー。
https://www.youtube.com/watch?v=5VQdcvnSZMM
11 武井麻里子
「武井さん」と書いています。大人のアイドル。彼女の芸歴について要調査が必要。ともかくよく舞台を活かして静かな歌でも所狭しとポジションをかえてくる。そのためにいろんな角度から彼女をみることができるので、どんなに混んでてもオッケイ。そこはたぶん彼女の気配りなんだろうと思う。ライブではなく、最初に特典会に行ったのだが(なぜなら綺麗だからだ。文句ある? 笑)、初遭遇であっても彼女はとても気配りをしてくれた。たぶんすべてのお客に対してだろう。ものすごい地道な努力だ。この前、寝ていたら夢をみた。彼女はでてこないのだが、その夢でずっと流れている音楽があって、それは彼女の代表曲の「瞬間/simulation 」だった。
12 26時のマスカレイド
江嶋綾恵梨さんとは結構長い知り合いである。いま数えたらなんと今年で足かけ7年。つまり彼女の人生の三分の一以上、その活動を目にしてきたことになる。いま自分でも驚いている(笑。さてそんな江嶋さんが所属するこのグループは、読者モデルの世界から飛び出してきただけあり、若い女性ファンを潜在的に多く抱えている。日本のアイドルはどこも女性層をゲットすることに日々悩んでいるのだが、そのハードルをこのグループは最初から跳び越えている。実に興味深い位置にいると思う。楽曲は正当的なアイドルソング。メンバーのビジュアルはひいき目なしできわめて高い。この潜在可能性がどこまで伸びるのか、実に楽しみだ。
13 レッツポコポコ
東京アイドル劇場でノトフさんが熱心に推していたことで見る機会を得た。まず独特の音楽世界がいい。メンバーはすべて正統派の美少女だが、個人的には昭和風の美女小枝えこちゃんを推している。感性のするどい人で、これからどう変化していくのか、単独の活動も注目である。ともかく病みつきになる音楽であり、動画やCDよりもライブでみることを強くすすめたい。
14 こけぴよ(二木蒼生)
たぶん日本のアイドルの中でもベスト3に入る歌唱力。幼少のときから順調に経験を積み、修練してきている。はじめて存在を知ったのは、ピストルさんと一緒にでた日本テレビの深夜番組で、ピストルさんが推したことで。そして小学校六年のときに、僕の主宰するトークイベントで歌っていただいた。一年に1,2回しかなかなかライブにはいけないのだが、いつの間にかもう今年から高校生! でも透明感のある美少女ぶりは不変である。こけぴよは、天才少女の集まりだが、それはやはり日頃の練習やライブなどのつみ重ねの結果なのだろう。こけぴよとしてもソロとしてもあおちゃんの活動はこれからもっと広がっていくことを楽しみにしたい。
15 ピンクベイビーズ(特に櫻井優衣)
実はピンクベイビーズは危険なアイドルであるw。「櫻井沼」とも個人的には称しているが、櫻井優衣ちゃんの魅力にはまるとほぼ彼女だけでアイドルヲタの活動時間を奪われそうである 笑。しかも優衣ちゃんだけではない、他のメンバーも強力な磁場を発している人達が多い。その意味で底なし沼的アイドルグループである。
後半部
熱心なファンというわけではないが、一期一会でみて、「これは!」と思ったアイドルもしくはその楽曲を中心に紹介。
この楽曲がとても好きだ。メインボーカルの女の子のパンチの効いた歌声、メンバーのそれぞれのキャラがたったパフォーマンス。素晴らしい。
2 RYUTist
旧メンバーのときにライブを新潟で二回ほどみた。特にこの161回目のライブ配信時に最初にみたのだが、極めて感動した。『ご当地アイドルの経済学』の冒頭に紹介した。新メンバーになってからのライブはみてないのであえて後半部に掲載。新潟アイドル四強の一角である。
ちなみに以下のライブ音源風のアルバムは傑作である。
- アーティスト: RYUTist
- 出版社/メーカー: RYUTO RECORDS
- 発売日: 2015/08/14
- メディア: CD
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名前を変えて SEXY TOKYOにしたことはニュースでみたが、その後は解散そして活動は休止? よく事情はわからないが、それはさておきライブでは一度みた。そのときの印象と以下の動画で、当時は(といってもつい一年ほど前だがw)本当に新しい流れを体現していると感じた。ヲタクが中心でアイドルはきっかけにしかすぎない、というアイドル市場の流れの終着点のひとつ。この楽曲自体も好み。
4 夢みるアドレセンス
何度かライブはみている。特典会のいったが、現時点でメンバーの病気やトラブルに見舞われている。いいアイドルなので頑張ってほしい。いくつも好きな楽曲があるが、以下のふたつを特に。
群馬県を代表するアイドル(そしてゆるキャラ)になりつつある新井愛瞳さんを擁する中堅上層に所属するアイドルグループ。インディーズで最初の武道館公演を成功させた。新井さんとはご一緒にイベントもしたのがいい思い出です。たった四か月前ですが、もう遠い昔のよう(笑。
そのときのレジュメは、ゆるキャラと地方経済の関係もかなりドライに分析してます。
「あらいぐんまちゃん。の経済学」
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20161020#p1
6 赤マルダッシュ。
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10
まだまだ続くけど休憩