「近代日本を作った100人 福田徳三ー福祉社会の先駆」by田中秀臣in『機』297号

 藤原書店発行の同社発行の書籍に挟まっていたり、または店頭などで頒価で売られている小冊子『機』に、福田徳三について寄稿しました。福田徳三は明治終わりから昭和初期までの日本を代表する経済学者のひとりでした。彼の主張から福祉社会論の先駆者としての位置づけ、それまでの市場メカニズムでは排除されていたさまざまな人達の救済としての政策、生存権の認承と日本国憲法との関係、また福田のジェンダー論的な視点について簡単にふれました。

 いま『福田徳三著作集』が刊行されていますが、その成果もみすえた短文です。どうかご一読ください。

社会政策と階級闘争 (福田徳三著作集第10巻(第1回配本))

社会政策と階級闘争 (福田徳三著作集第10巻(第1回配本))