子どもの貧困についての資料・リンク先などメモ

NHKの貧困女子高校生報道「問題」をきっかけに、子どもの貧困問題で積読だった本を一気に読んだ。一番感銘したのは、ヘックマン『幼児教育の経済学』(東洋経済新報社)。認知能力と非認知能力との区別にはいろいろ考えさせるものがある。反論や日本むきの解説も充実のおススメ本。

大山典宏『生活保護vs子どもの貧困』(PHP新書は、社会保障関係者の自分たちの意見以外の排除(意見が違うから聞かないという意味ではない)を記述していて興味深い。阿部彩『子どもの貧困?』(岩波新書)、山野良一『子どもに貧困を押しつける国・日本』(光文社新書)はマクロ経済の理解がダメ。ただしその他の情報は役立つものがある。読んで損はない。

政府の対策の現状はここ http://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/taikou/pdf/h27_joukyo.pdf

僕が以前、子どもの貧困についてふれた記事を以下に。

2008年当時のもの。この連載は、編集担当の人と感性も考えもなにからなにまで合わないので早々にやめた。いまから思うともったいない 笑。→もう無視できない貧困と児童福祉の関係〜『子どもの最貧国・日本』 山野良一著(評:田中秀臣http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20081128/178627/?n_cid=nbpnbo_twbn

幼児教育の経済学

幼児教育の経済学

生活保護 VS 子どもの貧困 (PHP新書)

生活保護 VS 子どもの貧困 (PHP新書)

子どもの貧困II――解決策を考える (岩波新書)

子どもの貧困II――解決策を考える (岩波新書)

子どもに貧困を押しつける国・日本 (光文社新書)

子どもに貧困を押しつける国・日本 (光文社新書)