阪神淡路大震災から20年&林敏彦氏の著作

 阪神淡路大震災から20年。まだ僕は遅れた大学院生の時代(社会人から大学院へ)。この大災害に対して当時の経済学者で最も積極的な言論活動をしていたひとりが、林敏彦先生。僕が時論を始める際に参考にしたのが、阪神淡路大震災をテーマにしていた林先生の『続経済学者の手帖』。名著。

 林敏彦先生とはマクロ・ミクロともに時論では立場が違うことが多いが、その文体や時論への心構え的なものを、時論をはじめた14,5年前は特に参考にした。また他の『需要と供給の世界』での勢力論の解説(双方独占)、『ミクロ経済学』の切れ味、マランヴォーの翻訳など影響うけた著作も多い。

関連エントリー:林敏彦『大災害の経済学』http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20110818#p1

需要と供給の世界

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ハート&マインド経済学入門 (有斐閣アルマ)

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ミクロ経済理論講義

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続・経済学者の手帖―不況と震災を越えて

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