片岡剛士、TBSラジオsession22での消費税増税についてのコメント要旨

 昨日の放送は、荻上チキさんが夏休みだったので、速水健朗さんが代打でパーソナリティーでした。とても経済問題に適切なコメントができて、いつものことだけど切れるな、と思いました。

 片岡剛士さんの消費税増税についてのコメントの要旨は以下。

 1)増税は景気にマイナス
 2)日銀との協調で予想=マインドを変えたが、増税路線を採用したことで、日本経済のかじ取りの行方が不明⇒マインド不安定に。
 3)増税で8兆円の規模で、しかも恒久的引き締め。それに対して5兆の経済対策。

 4)消費税は民間の消費を低下→総需要増えないなかで、首相のいうように法人税減税、投資減税をやっても、本当に企業は雇用を増やし給料あげるのか? 無理スジである。

 5)日経先物が首相記者会見の直後に急落したのは、「成長戦略が不足」が原因という発言をスタジオにきてた他の人が指摘したら、それに対して片岡さんにははっきりと「成長戦略」がそもそも市場が期待するようなものではなく、成長を戦略化することの意味のなさを指摘。速水さんも暗にそれに同意している感じ。

 片岡さんのコメントは、今日の夕刊フジ朝日新聞など多くの媒体でも視点をかえつつも上記の諸点を基本に掲載されていました。