経済学者の翻訳・監訳の興味深い“経験則”?

 Twitterで『人びとのための資本主義』の翻訳者である栗原百代さんにつぶやいたのですが、「加藤寛と若田部昌澄の翻訳・監訳にはずれなし論」という経験則が僕にはあります。

 さらにその若田部さんとかなり前に雑談の中で、「斎藤精一郎氏の翻訳・監訳“だけ”面白いかもしれない論」というものを話し合ったこともありました。

 ということで実際にこの経験則が本当かどうかちょっと振り返ってみましょう。こういうときアマゾンは便利です 笑。

 まず若い順で若田部さんの翻訳や監訳

人びとのための資本主義―市場と自由を取り戻す

人びとのための資本主義―市場と自由を取り戻す

世界一シンプルな経済学 (日経BPクラシックス)

世界一シンプルな経済学 (日経BPクラシックス)

バーナンキは正しかったか? FRBの真相

バーナンキは正しかったか? FRBの真相

「環境主義」は本当に正しいか?

「環境主義」は本当に正しいか?

グンナー・ミュルダール ある知識人の生涯 (経済学の偉大な思想家たち)

グンナー・ミュルダール ある知識人の生涯 (経済学の偉大な思想家たち)

テラスで読む経済学物語

テラスで読む経済学物語

大停滞

大停滞

七つの資本主義―現代企業の比較経営論

七つの資本主義―現代企業の比較経営論

ここから先は長いのでブログ表記を短縮形で表記しますね。


 斉藤精一郎氏の監訳・翻訳

【決定版】ハーバード流“NO”と言わせない交渉術

【決定版】ハーバード流“NO”と言わせない交渉術

貨幣の悪戯

貨幣の悪戯

グローバリゼーションの終焉―大恐慌からの教訓

グローバリゼーションの終焉―大恐慌からの教訓

人間の喜びと経済的価値―経済学と心理学の接点を求めて (1979年)

人間の喜びと経済的価値―経済学と心理学の接点を求めて (1979年)

インターネット・バブル―来るべき反動にどう備えるか

インターネット・バブル―来るべき反動にどう備えるか

地下経済―GNPはまちがっている (1983年)

地下経済―GNPはまちがっている (1983年)

経済学は死んだ―いま、エコノミストは何を問われているか

経済学は死んだ―いま、エコノミストは何を問われているか

次に何が起こる?―アードマン博士の大予測

次に何が起こる?―アードマン博士の大予測

経済が崩壊するとき―その歴史から何が学びとれるか

経済が崩壊するとき―その歴史から何が学びとれるか

秘密口座番号―スイス銀行の秘められた世界

秘密口座番号―スイス銀行の秘められた世界

不確実性の時代 (講談社学術文庫)

不確実性の時代 (講談社学術文庫)

新しい産業国家 (上) (講談社文庫)

新しい産業国家 (上) (講談社文庫)

新しい産業国家 (下) (講談社文庫)

新しい産業国家 (下) (講談社文庫)

ネクスト・エコノミー―情報経済の時代 (1984年)

ネクスト・エコノミー―情報経済の時代 (1984年)

フィナンシャル・タイムズを読む―世界金融・経済に強くなる

フィナンシャル・タイムズを読む―世界金融・経済に強くなる

加藤寛の翻訳・監訳は以下のもの。かなり僕も影響をうけた翻訳が多いのです。

行きづまる民主主義 (公共選択の主張)

行きづまる民主主義 (公共選択の主張)

「信」無くば立たず―「歴史の終わり」後、何が繁栄の鍵を握るのか

「信」無くば立たず―「歴史の終わり」後、何が繁栄の鍵を握るのか

国家興亡論―「集合行為論」からみた盛衰の科学

国家興亡論―「集合行為論」からみた盛衰の科学

入門経済学―グラフ・数式のない教科書

入門経済学―グラフ・数式のない教科書

政策分析入門

政策分析入門

自由の限界―人間と制度の経済学 (1977年)

自由の限界―人間と制度の経済学 (1977年)

日本政治の経済学―政権政党の合理的選択

日本政治の経済学―政権政党の合理的選択

財政赤字の公共選択論

財政赤字の公共選択論

最適体制の経済学 (1976年)

最適体制の経済学 (1976年)

財産なき支配 (1960年) (論争叢書)

財産なき支配 (1960年) (論争叢書)

政治プロセスの経済学―民主主義における政治家・官僚・市民の政策決定

政治プロセスの経済学―民主主義における政治家・官僚・市民の政策決定

公共選択論

公共選択論

利潤、利子および投資 (ハイエク全集)

利潤、利子および投資 (ハイエク全集)

トラブル・パートナー―日本vsアメリカ:奇妙なカップル

トラブル・パートナー―日本vsアメリカ:奇妙なカップル

コンスティテューショナル・エコノミックス―極大化の論理から契約の論理へ

コンスティテューショナル・エコノミックス―極大化の論理から契約の論理へ

レントシーキングの経済理論

レントシーキングの経済理論

では、便乗して(笑)、僕の翻訳・監訳も

創造的破壊――グローバル文化経済学とコンテンツ産業

創造的破壊――グローバル文化経済学とコンテンツ産業

アダム・スミスの失敗―なぜ経済学にはモラルがないのか

アダム・スミスの失敗―なぜ経済学にはモラルがないのか

グンナー・ミュルダール ある知識人の生涯 (経済学の偉大な思想家たち)

グンナー・ミュルダール ある知識人の生涯 (経済学の偉大な思想家たち)

そして監訳ぽい役割で巻末にかなり長い解説をかいてる結構ぼくとしては風変りで、でも愛着のある本
不連続変化の時代: 想定外危機への適応戦略

不連続変化の時代: 想定外危機への適応戦略