シルヴァン・ショメ(作)&ニコラ・ド・クレシー(画)『レオン・ラ・カム』

 原正人さんから頂戴する。ありがとうございます。日本語に訳すと『麻薬のレオン』。100歳になる老人が大企業を経営する一族のもとに30年ぶりに戻ってくる。この老人は、この企業の礎をつくるとともに、昔は麻薬の売人だった過去があるみたいだ。そしてこの老人によって、30歳の引きこもりがちの孫が社会に参入していき、そこで小冒険を繰り返し変化を遂げる話だ。

 個人的な趣味では、ニコラ・ド・クレシーがひとりで書いたBD(フランスのマンガ)の方が好きだ。ただ一篇の深い味のある個品を楽しみたい人にはうってつけのものだと思う。

レオン・ラ・カム

レオン・ラ・カム