ネタとしての首相の問責決議可決

内閣総理大臣野田佳彦君問責決議
 本院は、内閣総理大臣野田佳彦君を問責する。
 右決議する。
 理由
 野田内閣が強行して押し通した消費税増税法は、2009年の総選挙での民主党政権公約に違反するものである。
 国民の多くは今も消費税増税法に反対しており、今国会で消費税増税法案を成立させるべきではないとの声は圧倒的多数となっていた。
 最近の国会運営では民主党自由民主党公明党の3党のみで協議をし、合意をすれば一気呵成(かせい)に法案を成立させるということが多数見受けられ、議会制民主主義が守られていない。
 参議院で審議を行う中、社会保障部分や消費税の使い道等で3党合意は曖昧なものであることが明らかになった。
 国民への約束、国民の声に背く政治姿勢を取り続ける野田佳彦内閣総理大臣の責任は極めて重大である。
 よってここに、野田佳彦内閣総理大臣の問責決議案を提出する。

で、自民党の議員みんな賛成で、問責可決 (笑)。

しかし、消費税だけ可決して、あとは民自公ともに解散なしに必死(笑)。そして領土問題でなるべく支持をあげあげにして、維新とか対抗勢力をdisるためだけに時間伸ばし戦略と。しかし財務省ってこんなに力あるんだなあ。ただの財務省のためだけの国会だなあ。

自民党の経済政策は、野党になって一段と劣化してて、自分たちのお気に入りの分野ではムダをつくるか温存(土木建設、農業等)、他方ではムダ削減をともかく自己目的(財政再建中心主義)。結果として、縮小するパイを一部の利害関係者に有利に再分配することに政治的利害を見出す。民主党と同じ(笑)。

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