片岡剛士「スイス国立銀行の金融政策」

 おなじみの片岡さんもスイス中銀の為替ターゲット政策について論説を書かれています。片岡さんといい下で紹介した村上さんといい、経済学のロジックをきちんと踏まえた、なおかつ実践的・制度的な詳細も知悉した経済論説を書かれるので非常にうれしいかぎりです。

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残念ながら、日本のエコノミストの多くは1)業界のうけだけ狙った「独創的」というか「独走」的なものか、2)経済学の基本をないがしろにした「独創的」というか「毒草」的なものか、3)もっとも多いのですが、自分の意見と称してはいるが、実はただの日本銀行財務省の受け売り、だったりします。そこにインサイダー的な観測をスパイスでまぶす、あとは肩書き売り、という状況ですね。そんな不毛の大地ですが、片岡さんたちのように少数ですがきらめく宝玉があるのが救いです。