Twitterでだらだら書いたことをただ単に整除したメモ。ただ調べてていろいろ面白かった。
SKE48論のためいまデータいろいろみてるけれども、名古屋市の人口をみてみると最近は年率0.5%増加している。人数でいうと約1万人。これがなんで増えているかというと7割強が名古屋市への若者(20代)の流入増で引き起こされている。この現象は21世紀になって顕著。
20世紀は特に高度成長期以降はむしろ数万人単位で名古屋市から外への若者の流出の方が多かった。それが21世紀には逆転して、いまや名古屋市の人口増の大半を説明できる要因になっている。これは面白い現象。
ところでNegiccoを輩出した新潟では、いわゆる「若者の地元回帰」はマスな統計には微塵も表れていない。新潟県では20代は純粋に昔から減少(主因は県外への流出)。また新潟「市」でみても同様の傾向のようだ。
リーマンショック前の名古屋市の有効求人倍率は平成19年(2007年)でみると全国が1倍くらいなのに対して愛知全県は約2倍、名古屋市内は4倍に迫ってますね。この高率は21世紀に入って一貫して継続してます。
SKE48を含む名古屋圏のサブカルチャーの動きを支えていたのは、高い有効求人倍率などの雇用機会が潤沢だったこと、そしてその動きは若者への雇用の提供可能性を高めたために20代の若い人が名古屋市に多く流入したこと。彼らの余暇としてのサブカルチャーのはけ口が見出されたことか。
wikipediaのローカルアイドルをみたけどw 三大都市圏に集中しているのはわかるが、仙台とか福岡にもいてローカルとはいえそれは地方大都市での現象だよね。アイドルのローカル化というのは、あくまでも東京一極集中だったことが21世紀に多少修正されていっている動きをいうにすぎない。
名古屋圏のテレビではSKE48の出ている番組は中京テレビなど三番組かな? 主に深夜枠ね。実家の人たちに今度チェック頼もうかな 笑 ラジオはCBCラジオの冠番組がある。テレビやラジオでどれだけ利益があるのか心配になるレベル。まさに安い素材だから利用価値があるという段階のような。
仮にお話レベルだが、愛知の豊橋で育った若者が、東京にいくか、名古屋市にいくか、その移動コストを無視して議論すると、21世紀の雇用機会(有効求人倍率の高低など)や期待所得の高低などから、東京にいかず、名古屋市にいく可能性の方が断然に大きいように思える。
あとSKE48とサブカルのゼロ年代の発祥をリンクさせるのは間違いだなあ。どうもゼロ年代全般(リーマンショック以後ですら)で名古屋市中心に若い人を吸収する文化、サービスすべてが伸びている。サブカルと連動させなければ特にSKEが栄にあることは不思議でもなんでもないか。
AKB48が秋葉原にあることの対比で、SKEの栄を考えるとこんがらがるが、いまのSKEの主力はただの若いファン層(ちょっとおたくぽくは思えない だって僕が淋しく感じたから 爆)。
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