The Best American Comics 2008

 2007年版に続き、今年も購入。これもid:boxmanさんの某研究会での報告対策 笑。先に紹介したアンソロジーFLIGHTの第5巻に比べると、こちらの方は社会的な切り口を持った作品を多く収録している。いわゆる「物語」調の作品が多い。そのためアメリカン・コミックスの欠点だと僕が思っている文章量の多さが禍して、なかなか読むのに難渋する(字が小さくこまこましている)。ただし注目すべき作品(もしくはその一部抜粋、抜粋の仕方も工夫あり)が多く収録されているので、FLIGHT同様に毎号手にいれておくと有益。これに日本で発行されているフランスのマンガ(BD)を紹介した『ユーロマンガ』を購入しておけば、この三冊で日本と異なる米国、フランスのマンガについて何かしらの展望を得ることができるように思われる。

The Best American Comics 2008

The Best American Comics 2008

 ほかに、これまた「対策」用として 笑)、『KINO』の「21世紀のマンガ」特集をいまさら購入。でもこれはなかなか便利で面白いと思うけどね。

KINO〈VOL.07〉21世紀のマンガ―コミック雑誌の消滅する日

KINO〈VOL.07〉21世紀のマンガ―コミック雑誌の消滅する日