狂人たちの祝宴

 万年危機論者たちの祝宴という文章を講談社の新書の中に書いたことがありましたが、政府税調の増税を政府にせまる、みたいな提言をみると、この深刻な不況がこの先いまのままでは確実に到来しようという時期に、いったい何をこの政府税調の面々は考えているのか。本当に正気を疑います。世界のどこにあるのだろうか。自国とそして世界が深刻な不況を迎えようとしているときに、増税に力瘤をいれる国が……。

 『さらば財務省』にも少しだけ書かれていますが、この際、政府税調は廃止した方が国民のためでしょう。あまりにも財務省の走狗で酷すぎる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081128-00000133-jij-pol

中期プランもなにもいま目前の危機を回避しないではただの画餅でしょう(税収減などが深刻化する。もちろん税収減以上に増税対応するとこの狂人たちは考えるかもしれないが、それ自体が自らの現時点のシナリオと異なることに気がつかない)。まあ、合理的な狂人ですから、出すために出した増税が自己目的化した答申といえますか。