といわれたらどうする?*1
まあ、僕の観察するところ東大など一部の大学の一部の学科以外は軒並み、大学院の入学ハードルが低くなっているのではないか、という実感がする。いまから10年近く前に、中学2年生ぐらいのレベルの英語の実力の持ち主をなんとか某都内西北の大学院に合格するまで指導した記憶がある(記憶間違いかもしれないので内容は無保証である)。そのときでも相当に院入試のハードルはどの大学も低かった気がする。ちなみにそのときの教材と教え方は以前ここで紹介して好評であったhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080331#p2。
そういう院入学のハードルが下がった反動が『高学歴ワーキングプア』という社会的現象を今日もたらしてしまったのだろう。しかしそれでも院への志望者がいればそのような日本の大学院の現実を教えつつも、基本的には入学させるためのアドバイスをするのもまた教員ゆえ要求されることではないだろうか?
高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
- 作者: 水月昭道
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/10/16
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今回はその当時よりもさらに一段と院入試のハードルが低くなった実感がある。それに加えて、今回は対策にあてることのできる日時はわずか2ヵ月半(受ける院によって受験日のバラつきがあるに違いない)である。
まあ、今回はネットを通じての未知なる人からのお便りに応えているのである(それもネットのもたらす妄想かもしれないがw)。英語の実力は中学三年ぐらいだとのことである。それはすごく高い。いや、まじに。
で、僕は受験英語の本が大好きでいまでも年に3,4冊は積読、通読あわせて購入している。今回は先の学習プログラムをショートカットでするにはどうするか、という問題になろう。
というわけで成功するかどうかはお楽しみだがw とりあえず専門分野は置いといて、英語についてはとりあえず以下が初心者から院レベルまで一冊で扱えるとの宣伝もあるので選んでみた。
- 作者: 中原道喜
- 出版社/メーカー: 聖文新社
- 発売日: 2003/04/01
- メディア: 単行本
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それと最近、タバコ価格を増やすと税収が増加するか同じくらいか減収するか、などと議論されているが、以下の合理的喫煙家の経済行動を主軸にした小冊子が、経済英語の副読本としていい(というか僕が読みたいのだがw)のでこれも薦めた(もともとはhicksianさんに教えてもらったもの)。喫煙問題も含めていろいろな社会問題に即して経済学的思考を得ることがショートカットででいるかもしれない。
Trade-offs: An Introduction To Economic Reasoning And Social Issues
- 作者: Harold Winter
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さてどうなることやら。
*1:別に。という回答はつまらないのでしないw