山形浩生&守岡桜『数学で犯罪を解決する』(キース・デブリン&ゲーリー・ローデン)


 献本いただく、どうもありがとうございます。

 しかしこの本はすごいよ。

数学で犯罪を解決する

数学で犯罪を解決する

 アメリカのテレビドラマを枕にして、数学理論(本書を読めば厨房でもわかるレベルに読み下しているので数学が不得手な人も安心して読める。だってもともとが犯罪物のドラマだから、わかりやすさが信条)の肝が、犯罪という応用例の中で鮮やかに解説され、しかも面白い。まだ最初の3章しか読んでないけれども、これ以上読むとあと半月で次の新作をあげなければいけないので差し支えが‥‥笑。


 山形翻訳ワールドの関連でいえば、前者がデーターマイニング関連で、そして後者が「テレビを見ると頭が悪くなる」テーゼへの反論としてあるように思われる。


その数学が戦略を決める

その数学が戦略を決める


ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている

ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている