ハイエクこれぐらいで十分でショウ


 過去の当ブログのエントリーをみてもほとんどハイエクを熱心に読んでいるように見えないでしょうけれども学生の頃はこれでも相当読んでレジュメまでまとめたのですよ。しかし今はネット論関連以外に興味を失っていまして、正直にいえば下のリンクにあるような厨銀の幹部の人たちの会話も「プ」と吹出してしまい、それなら職を返上して日本銀行を解体する作業をすればいいのに、とか、本当にいま何もしていないとこの冒頭にでてくる日銀幹部が理解しているとしたら基地外だな、とか不謹慎wに思うのですよ。

http://veritas.nikkei.co.jp/features/10.aspx?id=MS3Z1500E%2015032008


 ハイエク本人の書いたものでは翻訳もある「社会における知識の利用」を読むぐらいで個人的には十分では、と思っております。彼の社会主義計算論争の論文もこの知識論文には遠く及ばない。時間があればそのうち要旨ぐらいはご紹介しますが(このブログでもエントリーやコメントでたまに利用しているけれども)。


後は以下の論文(hicksianさんからmixi経由で教えてもらった。他のpublic choiceの論文すべて春まで自由ダウンロード)を読めば、ハイエクの現代風の問題意識もつかめる。

Neither Hayek nor Habermas Cass R. Sunstein

 日本語の内容要旨は以前このエントリーで簡単に言及した。


 それとあとはハイエクの下の『隷従への道』のマンガを読めばとりあえずいいのではないか? とか思う僕はやはり相当にハイエクが嫌いなのかな? 笑。ちなみにVeron Smithがまたハイエクを援用して合理性の本を書いているが、まあ、これはそのうち消化しますよ。

http://www.mises.org/TRTS.htm