フランスの戦争物


 ちょっと前だけれども小野耕世さんたちの講演会でふれてて、題名確認せずに気になっていたフランスの戦争物はこれでは?


C'était la guerre des tranchées, 1914-1918


 いま、積読だった『pen』の世界のコミック特集を読んでてきがついた。しかしフランス物は面白いの多そうだなあ。

でろでろで〜


 ギャー! 『失われた時を求めて』を立ち読みしていた女性があまりに綺麗だったので、それをネタにブログを書こうと思ってたら、『地獄小僧』をうっかり買うのを忘れた!。


 伊藤潤二楳図かずおなども怖いですが、僕が子供のころに本当に怖かったのは日野日出志。どのくらい怖がっていたかというと、悪餓鬼の時代に悪さをして小学校から帰ってくると、家の玄関をあけるとそこに日野の芋虫人間(謎)の絵が吊るしてあり、それをみて「ギャー!」というぐらい怖かった。日野の漫画で親が子供をこらしめているわけです、ハイ。おかげでいまだにトラウマ。笑)。海外では物凄く人気がでていて、70年代はじめに読んでいたトラウマ小僧からするとなんかある種の感慨が。


 ちなみにエントリーの題名は日野漫画のイメージをコトバにしてみたもので他意はありませんm( )m


地獄小僧 (ちくま文庫)

地獄小僧 (ちくま文庫)


 こんな研究書もでているようで。

日野日出志体験―朱色の記憶・家族の肖像

日野日出志体験―朱色の記憶・家族の肖像


 あと経済学関係としてはこれかな?

http://www.h4.dion.ne.jp/~hide6/dora.htm

藤井省三『村上春樹のなかの中国』


 講義用の資料として。『世界は村上春樹をどう読むか』黒古一夫村上春樹』の附論「中国における村上春樹の受容」(王海藍)なども。高度経済成長と都市部の大衆消費のアイコンとして。


 

村上春樹のなかの中国 (朝日選書 826)

村上春樹のなかの中国 (朝日選書 826)


 講義を受講している学生の構成にあわせると、レジャーの経済学は次第に中国経済圏を大きな話題にしていく流れ。これは面白い実験でもある。いま興味のある人物は、映画監督の賈樟柯と小説家の李碧華のふたり。それに経済学者張五常(国際指名手配中)が加わる。ここらへんの人物をうまく講義のなかで組み合わせることができないだろうか、いま勉強中。

奥野満里子『シジウィックと現代功利主義』


 研究のための読書。前半が砂をかむような原典の詳細な記述(おそらく普通はここで挫折する可能性大)。後半は眼が醒めるような現代功利主義のコンパクトな解説を含むシジウィックの再解釈。しかし松嶋敦茂功利主義は生き残るか』を読んだ後だとあまり(自分の研究の)参考にはならなかったというのが正直な感想。読む順番が大事なのかもしれない。個人的にはエッジワース、ジェボンズ、マーシャルらとの繋がりを知りたい、と思った。


シジウィックと現代功利主義

シジウィックと現代功利主義