2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

論説「俳優・つるの剛士氏『バカだけど日本のことを考えてみました』は日本を照らす”良識”の一冊だった」by田中秀臣inNews vision

News Visionさんへの毎週の連載です。今回のつるのさんの本はとてもすんなり読める好著でした。題名にもつけましたが、デカルト的な意味での良識を感じた一書でした。みなさんにも広く読まれているようで、僕の書評は蛇足みたいなものですが、重要な本だと思…

ヲタクな古書紹介: 東晋太郎『外遊回顧』非売品

日本の厚生経済学の歴史や福田徳三について最近、集中して研究している。その関連でひとつの積み残している課題に、Welfareの訳語の「厚生」は中国の古典から採用されていて、それは三浦梅園の「価原」などでも利用されている、そして三浦梅園らの江戸期の学…

論説「西野ジャパン快進撃の次は「経済のW杯出場」だ」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載です。 ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」6月26日火曜コメンテーター出演:W杯の経済効果、骨太の方針批判など

本日の「おは寺ちゃん」は、寺島尚正さんとともに、W杯の経済効果や政府の「骨太の方針」にある増税主義を徹底的に批判しました。 お聴きいただきありがとうございました! 本日のニュース解説メニュー○税収増58兆円台後半に○高齢者雇用 12万社に助言○ハーレ…

(おそらく経済に関心のある)あなたにおススメするアイドル2018夏

経済に関心のあるあなたにおススメする、といっても経済系のアイドルではなく、本当に僕がいま関心を持っているアイドルさんたちをご紹介。将来、自分のメモとしても機能してますので、完全に主観です。ちなみに経済に関心をもつアイドルさんも以下ではふた…

論説「「骨太の方針」に見る安倍政権の問題点とは?なし崩しの外国人労働者拡大と緊縮政策が社会の分断を加速させる」by田中秀臣in NEWS VISION

今回は、「骨太の方針」における外国人労働者拡大と緊縮政策の組み合わせがもたらす深刻な問題点を書きました。ぜひご一読ください。 news-vision.jp

論説「大阪直下地震で思い出す「増税なくして復興なし」のペテン」by田中秀臣in iRONNA

最新の論説になります。 よろしくご一読ください。 ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」6月19日火曜コメンテーター出演:大阪北部地震、ロンドン治安悪化と緊縮政策

本日もお聴きいただきありがとうございました! 本日の放送は大阪北部地震について多面的に解説していきました。特に経済関係の話題が中心です。またロンドンの治安の悪化と緊縮政策との関係なども話しました。 本日のニュース解説メニュー○大阪北部震度6弱 …

忘れられた経済学者:二木保幾のメモ

20年以上前からいつかまとめたいと思ってるのが、早稲田大学政治経済学部で経済学史を担当していた二木保幾(ふたつぎ やすき)。僕はこの名前を長く「にき やすき」と読んでいたが、ふたつぎだったのか。早稲田の資料室で10数年前に照会したときはよくわか…

学会報告「日本の厚生経済学の歴史 -アイデンティティ、制度選択、危機」by田中秀臣in日本経済思想史学会6月17日、長岡大学。

本日は日本経済思想史学会での報告を行いました。珍しく紙のレジュメのみでやりました。日本の厚生経済学のはじめから、現在までの対立点まで40分ぐらいで話したのでほとんど会場みてません 笑。会場からの質問はためになりました。 特に日本の女性の地位に…

書評「後藤彰信『石川三四郎と日本アナーキズム』」by田中秀臣in『日本経済思想史研究』18号

最新号の『日本経済思想史研究』に後藤彰信さんの『石川三四郎と日本アナーキズム』(同成社)の書評を書きました。石川三四郎について、この書評を書く過程でまとまって考えることができました。最近、『吉野作造研究』に投稿した論文でもアナーキズムがひ…

論説「仕事と過労死の経済学」<連載82回>by田中秀臣in『電気と工事』7月号

『電気と工事』での月一連載82回目です。今回は仕事と過労死の関係を整理してみました。 電気と工事 2018年 07 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: オーム社 発売日: 2018/06/15 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る

河上肇と現代ー多面的アイデンティティと情熱ーby田中秀臣in『週刊エコノミスト』2013年11月26日号

以下は『週刊エコノミスト』2013年11月26日号に寄稿した論説に一部修正・加筆したもの。ーーーー 河上肇(1879年生―1946年没)は多面的な経済学者であった。時にその「多面性」は分裂し、矛盾した印象さえも人に与えるほど複雑なものであった。河上肇は日本…

論説「日本に巣食う寄生虫を駆除する方法とは?『財務省を解体せよ!』で高橋洋一氏が指摘する「官僚とマスコミの利害関係」」by田中秀臣in NEWS VISION

NEWS VISIONへの新しい寄稿です。高橋洋一さんの新作『財務省を解体せよ!』宝島社新書の内容も少しだけ紹介してます。 news-vision.jp 財務省を解体せよ! (宝島社新書) 作者: 高橋洋一 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2018/06/01 メディア: 新書 この商品…

論説「韓国アイドル「BTS」が映すヘル朝鮮の現実」by田中秀臣in iRONNA

iRONNAさんの最新の投稿です。こちらはBTSを枕にして、主題は韓国の若年雇用政策の失敗です。 ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」6月12日火曜コメンテーター出演:日本政府インド等へのインフラ投資、米朝首脳会談など

本日は、米朝首脳会談直前ということでした。ところで日本政府が外為特会なども利用してのアジア諸国へのインフラ投資を決めたものは、対中国の安全保障上の点では理解できますが、ただしあれだけ利用できないと抵抗してきた外為特会を海外利用だけはできて…

論説「BTS(防弾少年団)、世界的躍進の背景は? グループが持つ経済的“強さ”と多様な価値観 」by田中秀臣in realsound

realsoundさんの連載の最新投稿です。BTSの人気の経済的側面について書いてみました。よろしくご一読ください。 realsound.jp

日本の財政危機のウソと貧困者2400万人の真実 -話題の〇〇で理解する、わかりやすい経済のはなし(2018年6月号)田中秀臣&田原彩香

schooさんの月一講義です。今回から登録しなくてもtwitterで生放送をみれます。ただし質問・コメントはできません。また今後のサービスの継続は不明です。それとプレミアム放送の実験も始めました。本編は生放送の視聴とコメントなどは無料でできますが、プ…

論説「“絶好調のNGT48”と“新女王狙うSKE48” 田中秀臣が『AKB48 世界選抜総選挙』の注目点を解説」by田中秀臣in REAL SOUND

定期的に寄稿しているreal soundさんへのわりと緊急寄稿でした。AKB48の世界選抜総選挙について、いくつかの論点にしぼって解説してあります。よろしくご一読ください。 realsound.jp

論説「「関与してたら辞める」を歪曲する常軌を逸したマスコミのロジックと財務省の歪んだエリート意識」by田中秀臣in NEWS VISION

新しい論考です。政権の財務省処分への批判、そして財務省改革の必要性、消費増税の停止ないし廃止などを中心に、財務省的なるものを信奉する人たちへ特に厳しき批判しています。マスコミ、増税政治家、財務省の増税トライアングルにはさらに批判を強める必…

論説「「地位財の消費」が教える紀州のドン・ファン変死の謎 」by 田中秀臣in iRONNA

毎週掲載の論説です。今回はスキャンダルの経済学(拙著『不謹慎な経済学』で始めたもの)的な話題です。予想以上に読まれました。ありがとうございます! ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」6月5日火曜コメンテーター出演:財務省処分問題、トランプ政権保護主義への批判など

本日もお聴きいただきありがとうございました! 特に財務省の処分問題、トランプ政権の保護主義についてかなり厳しく批判を展開しています。あと冒頭とエンディングorz 本日のニュース解説メニュー○佐川氏改ざん主導 財務省20人処分○北朝鮮 対米強硬派の軍3…

『東京新聞』朝刊で、AKB48総選挙の名古屋経済への影響などを中心にコメント

本日の『東京新聞』朝刊で、AKB48総選挙が名古屋経済に与える影響などについて簡単にコメントしました。この記事には他の識者の方々のコメントに加えて、総選挙で1位を狙うSKE48の松井珠理奈さんのインタビューも掲載されています。 文字原稿だけはすで…

「復活する福田徳三の経済思想ー『福田徳三著作集」刊行に寄せて」「福田徳三と現代経済学」を報告(経済学史学会全国大会)

「復活する福田徳三の経済思想ー『福田徳三著作集」刊行に寄せて」で、「福田徳三と現代経済学」を報告しました。 今日報告したパワポは後日ここに掲載するかもです。報告要旨は以下にあります。パワポの方はそれを踏まえて新ネタを加味したものです。全体的…

「孤絶の歌としての大塚金之助」by田中秀臣『教養諸学研究』(早稲田大学)第144号

今年度二本目の専門論文です。大塚金之助のマルクス経済学にはまったく賛同できないのですが、批判すべき対象でも面白い論点があれば掘り下げます。この論文は、彼の短歌と人生の照応を、ハンナ・アーレントからヒントを得た孤独と孤絶というふたつの視点か…