2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

論説「加計学園、前川氏の爆弾文書よりヤバい「レント・シーキング」 by田中秀臣 in iRONNA

毎週の連載です。今回は「加計学園問題」を経済学の単純な概念(レント・シーキング)を利用して説明してみました。 規制緩和側に合理的で、なおかつ国民全体に益があることを示しています。一部のメディアや野党の発言に翻弄されることなくぜひご一読くださ…

海老原嗣生著、飯田泰之解説『経済ってこうなってるんだ教室』(プレジデント社)

著者から頂戴する。ありがとうございます。 飯田さんの解説にはほぼ異論はないけど、海老原氏の経済認識については、日本の現状を構造不況ととらえている点や雇用面での解説が循環的要因と構造的要因がうまく整理されてないので、その点では、本書の評価はそ…

トークイベント開催「アイドル、さもなくば悪魔ーエコノミスト&アイドルミシュラン2017」

アイドル「あヴぁんだんど」と、アイドル市場、そしてエコノミスト市場、さらに最近話題のチケット転売問題まで語ります。よろしくご参集ください!5月25日木曜 18時半開場、19時開演トークイベント「アイドル、さもなくば悪魔ーエコノミスト&アイドルミシ…

論説「なにがなんでも「安倍降ろし」 フェイク臭あふれる加計学園疑惑」by田中秀臣in iRONNA

毎週お届けしている連載の最新回です。よろしくご一読ください。なにがなんでも「安倍降ろし」 フェイク臭あふれる加計学園疑惑 http://ironna.jp/article/6626

「オリラジ中田案、チケトレ開設……チケット転売問題の行方は? 経済学者・田中秀臣氏が解説」in Real Sound

オリエンタルラジオの中田さんのチケット転売対策、チケトレの開設など、チケット転売問題は、さまざまなイベントで話題になっています。主に経済学的視点からこの問題について言及しました。自分でもこの問題について簡単な論説を書いてみたいな、と思って…

住谷悦治関係メモ

住谷悦治の評伝『沈黙と抵抗』以降で、やり残した論点に関するメモや見つけた論文など『クラルテ』関係李修京「国境を越えた文化交流一クラルテ思想に影響を受けた日韓文学者」 http://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170521005013.pdf?id=ART0007320294…

論説「文政権の経済政策」by田中秀臣 in 産経新聞

今日の朝刊に掲載された論説です。文政権の経済政策の行方ともしそれが実施されたときの予測などを書きました。

論説「デフレ崖っぷちの韓国、文在寅がハマる「財閥改革」の罠」by田中秀臣 in iRONNA

毎週連載のものです。よろしくお願いします。http://ironna.jp/article/6568

韓国経済メモ

単に備忘録IMFの韓国経済の統計一覧 http://ecos.bok.or.kr/jsp/use/releasedate_e/p_SddsData.jsp韓国統計局(失業率4.2%など) http://kostat.go.kr/portal/eng/index.action韓国の雇用状況の報道記事 http://japanese.joins.com/article/989/228989.html…

論説「小泉進次郎が「こども保険」にこだわるホントの理由はアレしかない」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載です。題名は何度も書いてますが、僕の裁量はなく、編集部が勝手につけてるものですw。今回の「アレ」って(笑。 内容は、しかし笑うところはもちろん一切なく、東日本大震災から続く、財務省増税路線の非人道的かつ、姑息で卑怯なやり口を指摘し…

アラン・H・メルツァー、米国中央銀行の歴史、リフレ、ケインズ解釈の独自性

アラン・H・メルツァー氏が逝去。なんといっても米国中央銀行の包括的な歴史を書いたことで著名。日本ではデフレ論争で、我々リフレ派に近い見解を述べていた(為替レート目標など)。さらにケインズ解釈でも独自の見解を示していて、その翻訳もある。ご冥福…

ウィリアム・ボーモル、文化経済学・デフレ論争関連

ウィリアム・ボーモル氏が逝去された。享年95歳。ノーベル経済学賞級の貢献をしていながらついにその栄誉に俗することなく終わった。 ボーモルの業績については「ワシントン・ポスト」に追悼文がでているのでそれを参照されたい。 https://www.washingtonpos…

リフレ派のマスターのひとりの直言!:森永卓郎『消費税は下げられる!』

森永卓郎さんは、時論レベルではほとんど表だって言われていなかった日本銀行批判の口火を切った『日銀不況』(森永さん含め、野口旭さんら参加)で、昔関東軍、今日銀というキャッチフレーズとともに、事実上のリフレ派(デフレを脱却して低インフレで長期…

高校生や大学入学前の勉強はこれで十分、他はほぼ不用:坂井豊貴『ミクロ経済学の入門の入門』

経済学をまったく知らないと、経済学の教科書の冒頭の諸概念(機会費用、需要供給の分析など)を理解すると、なんでこんなことを勉強しなければいけないのか? と素朴に思うことがあるだろう。あまり現実の課題と結びつかないという印象がある。 特に高校生…

経済と安全保障とを総合的に理解できる時論の書:高橋洋一『なぜ日本だけが理不尽な世界で勝者になれるのか』

高橋さんから頂戴しました。ありがとうございます。 さまざまな媒体に寄稿した時論を丁寧に書く加えてまとめた、まさに現代と闘う経済政策助言者の本です。 いきなりですが、最近、高橋洋一=セルジオ越後説が、僕の近辺で浮上してきてますw。ちょっとご尊…

論説「エンゲル係数、29年ぶり高水準が裏付ける「ニッポン貧困化」のウソ」by田中秀臣in iRONNA

毎週お届けする経済論説の連載です。今回は、エンゲル係数のような指標を悪用して政権批判に使う人達を念頭において書きました。特定の指標しかもそれを筋違いの方向で利用して、マクロ経済政策を全否定する人達の悪意には驚きます。もっとまっとうな批判が…

非常に読みやすい中級ミクロの傑作の登場:スティーヴン・レヴィット他『レヴィット ミクロ経済学 基礎編』(安田洋祐監訳、高遠裕子訳)

『ヤバい経済学』で世界的に著名なスティーヴン・レヴィットが手掛けるミクロ経済学はどんなものか。応用にすぐれた、洞察に満ちたテキストになるだろうことは実物を見る前から多くの人が期待していただろう。2013年にでた原書はその意味では期待を裏切らな…