「私が選ぶ一冊」in『ちくま新書ブックガイド』

 『創刊20周年記念「私が選ぶ一冊」ちくま新書ブックガイド』を頂戴する。僕も濱野智史氏の『前田敦子はキリストを超えた』を選んだ。知り合いも多数アンケートにこたえていて楽しい冊子。買わなくては、という本を教えてもくれる。本屋さんに行ったら新書の棚で定価ゼロ円で配布してましたのでよろしければご覧ください。

 ちなみに多寡を競うものではないが、もっとも多く言及されたのは、佐藤卓巳八月十五日の神話』、その次が岩田正美『現代の貧困』と松平誠『ヤミ市 幻のブックガイド』。

 猪木武徳先生が選んだ『自閉症スペクトラムとは何か』(千住淳)が面白そうだ。コーエンの『フレーミング』(日経BP)は自閉症の認知的機能を現代のネット社会の分析に適用した経済論だったが、その面からも参考になりそうである。

前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書)

前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書)

八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学 ちくま新書 (544)

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現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)

現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)

ヤミ市幻のガイドブック (ちくま新書 (040))

ヤミ市幻のガイドブック (ちくま新書 (040))

自閉症スペクトラムの関連する新書を以下に。
自閉症スペクトラム障害――療育と対応を考える (岩波新書)

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フレーミング「自分の経済学」で幸福を切りとる

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