『宗教問題』8号「特集 修行と暴力1」

 アイスバケツチャレンジに関係するというので『宗教問題』8月号の御坊さんたちの覆面座談会「修行と暴力」を読んでがっかりした。内容というよりもこのお坊さんたちの意識の低さというか幼稚さというか。「修行は聖域、外野がとやかくいうな」的なテーゼを持っているみたい。修行自体がお坊さんたちの利権になっているからこそそれを見直すことには至らない。たとえ最近、いろんな宗派で修行中の暴力事件、不祥事があったとしても、その都度の反省だけで抜本対策はスルーしていく、というのが座談の発言から拾える要約。

 期待していた、修行自体のもつ暴力との親和性みたいな論点はまったくなかった。

宗教問題8

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