これは面白い対談。『石原慎太郎を読んでみた』で明らかにされていなかったエピソード、特に石原氏とビジネス、演劇界との人的なネットワークが前半で明らかにされている。後半はボクシングがなぜ石原作品で特別な位置にあったのかを実体験から説明しているところも面白い。映画『若い獣』の裏話も興味深い。しかし本当に戦後の文化シーンには欠かせない人なんだな、と読んでいても興味がつきない。
「石原 トンネルの掘削機ってあるでしょ。僕はいつもあの掘削機の銛先になって、トンネルを掘っていく役。それで道が通って、太平洋と日本海の風が出合うようになる。それなのに、開通式のテープカットにはなぜか呼ばれないんだ(笑)」
後半も楽しみだ。ちなみに石原作詞の『焔のカーブ』を高速にのってるときに聴くとめっちゃ笑えるw。
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