田村秀男『反逆の日本経済学』

 詳細な書評は雑誌に寄稿するのでここでは書きませんが、田村さんの経済論としては最新の、そして得るものが多い論著です。田村さんならではの世界経済全体への俯瞰がとても便利です。米中韓、そして欧州や北朝鮮までの経済との連関の中での日本経済の在り方、特に日本が国際的な政治経済の力学の中で、自ら自滅する形でリスクを負っていることがよくわかります。その主犯は日本銀行財務省であることも。

 ぜひ日本と上記の主要関係国&近隣国との関係をおさえておきたい人、いまのアベノミクスの重要性を批判的視点を担保しながら見たい人にはおススメです。

反逆の日本経済学

反逆の日本経済学