自由すぎる報道協会 Vol.3 長谷川幸洋(東京新聞論説副主幹)1

 行こうかなあ、とちらり脳裏をかすめたが、やはり前期の終わりで体調維持が最優先。ネットで視聴。ただこう見ているとやはりライブの方が面白い。ネット時代ほどライブの価値があがると僕は思うし、音楽の世界の収益構造はとっくにそうなっているわけだが。

http://www.ustream.tv/recorded/16268707

 長谷川さんはいままで二回ほどお話したことがあるけどとても紳士で、でも書くのを読むと激しいw。代表作は「さらばポチ=御用記者」とでもいう以下の本。リフレ派の記者としての活動も顕著。

官僚との死闘七〇〇日

官僚との死闘七〇〇日

僕がわりと熟読したのが以下の本。これはやはり御用ワールドというものを明白にしたもの。「御用学者」という存在に非常に魅かれて、僕の中に「御用ワールド」を体験してみたいという気持ちを生じさせたw それがいまの国土交通省の委員につながり、「無用学者」の発見に至る 笑。この世界は体験してみないとわからないことが多すぎる。政府の世界の話なのに、あまりにも扉の向こう側で、その世界の世間知の大半が未知なまま(しかもそういうのがわりと政策決定に大きくかかわる)。長谷川さんや高橋洋一さん、古賀氏らの業績はそういう暗黙知の世界を教えてくれるので重要。

長谷川さんのいままでの著作についての関連エントリーは下。いま読み返してもこれらのエントリーの内容は興味深い。

長谷川幸洋『官邸崩壊』http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20100524#p1
長谷川幸洋『日本国の正体』http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20091017#p3
高橋洋一長谷川幸洋『百年に一度の危機から日本経済を救う会議』http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090303#p4
長谷川幸洋『官僚との死闘七〇〇日』http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080904#p1