ポール・クルーグマンのインタビュー

 月曜日に書店に並ぶ『週刊現代』のクルーグマンのインタビュー記事。少し校閲をお手伝いさせていただいたが、この内容はとてもよかった。日本銀行問題を中心にして、マクロ経済学で当たり前のことをやらない日本の政策当局を批判し、また正しい処方箋としてインフレ目標を提言する内容。

 クルーグマンの舌鋒は冴えているし、また今回は逆説的で、皮肉としかいいようがない、「クレイジー」な問題解決法まで言及。まあ、このクレイジーな帰結については、日本の論者も何人かは言及してきたわけで、デフレを放置したままあと10年もいけばおそらくその蓋然性はかなり高くなるだろうなあ、というもの。

 ともかくぜひ一読を。校了段階のものがそのまま掲載されているとすれば計6ページぐらいの保存しておいたほうがいいくらいのもの。いまの最新のクルーグマンの日本経済、日本を含む世界経済の行方についての提言だから。

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