猪瀬直樹ブログから非実在青少年問題について

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非実在青少年」はマンガのキャラクターのことである。小学生をレイブするなど相当ひどいものがあるのは事実だが、年齢の部分は「18歳未満」だと過度な行政の介入と誤解を招きやすい。

 13歳の少女とは合意のうえでも性交すると罰せられる。14歳の場合にはレイプであれば罰せられるが合意のうえでは罰せられない。こういう境目が法令にはこまかくあるので、13歳とか義務教育年齢の15歳とか、そのあたりに児童ポルノのキャラも線を引いたほうがすっきりするかもしれない。

 個人的な雑感だが、規制反対派の根拠の乏しい反論と、「表現の自由は無限」とでもいう論法、ただの戦闘的アジテーション、個人だけをターゲットにした魔女狩り、協議会などの一次資料さえもみないその低レベルな議論などなどには、正直辟易した。しかも全面的な規制反対以外に少しでも異論がでると、異分子扱いで叩きまくるその心性にもげんなりである。それが今回の非実在青少年問題についての一番の感想である。あとまことしやかな陰謀論とかが妙に人気をもったり、安っぽい反権力だとか、ファッシズムの押し売りだとか、あるいはただの脅迫まがいのおどしとか、そういうのをTwitterで随分経験させてもらった。もちろんその数倍もの好意的あるいは興味をもっていただいた人もいるのも事実だ。そういう「財産」は今後も大切にしたいが、どう考えてもこの不快感は払しょくできない。直接、猪瀬さんの意見とは関係ないが、「継続審議」をうけて、さらにいま書いたような単純な全否定の「戦術論」が随所で語られているのでアホらしくなっているのであえて書いた。