宮崎哲弥・山形浩生・若田部昌澄書評座談会『Voice』

 山形さんと若田部さんの連載は終り小休止、宮崎さんを加えて三人の読書座談。基本的にこの三人の人とはほとんど読書傾向が似てたり、日ごろから情報を得てもいるので、この座談会で登場した本のほとんどはフォローしていた。ただそういう変わった人=田中 ではない一般の読者には大いに助けになるでしょう。

 ちなみに座談会ででてきた「陽気なおじさん三人組」とは、増田悦佐、原田泰、高橋洋一の各氏。かれらはみんな50代だけれどもこの年齢になると何か突き抜けるのか?

 ところで若田部さんが『ゼロ年代の想像力』を賞賛していたのにはちょっと驚いた。あれはなあ。すかさず宮崎氏が後藤和智本を上げていたの目配りには感心した。

宇野常寛ゼロ年代の想像力』と山形・稲葉の新教養主義http://blog.goo.ne.jp/reflation2008/e/613f7854fe7aa43d25fd756e2c668a7e

後藤和智氏の著作へのコメント(新刊は積読のまま)
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080429#p1