中川秀直噴火、「(日本銀行は)一体、何年先の話をフォワード・ルッキングしているの」だ!

 http://www.nakagawahidenao.jp/pc/modules/wordpress0/index.php?p=1070
 「日本銀行は「歓迎」を表明した。日経新聞は「なぜ日銀は同時利下げせず」の中で、「日本が加わらなかったことで市場には主要七カ国(G7)の足並みの乱れを指摘する声が出る可能性もある」としている。記事は、日銀は資産バブルなど低金利のリスクにも目配りする必要があるとみている、と指摘する。これは本当か。世界中で、みんなが世界大恐慌を回避しようとしている中で、資産バブルの心配があるというのは、一体、何年先の話をフォワード・ルッキングしているのだろうか。政府が第二次経済対策を検討開始するというときに、日銀はまだ、資産バブルを心配しているといって政策を据え置くつもりか。」

 最近は妙に経済問題で大人しかった印象の中川氏ですが、ついにキレたようです 笑。いま「笑」と書きましたが、これは好ましいと思う親和の笑みです。「上げ潮派」の人たちのこういう側面をもっと見たいし、政治は法律を変えることであるならば、そこでこそ真価を見せてほしいと本当に思っています。リフレ派というのはただ単に「デフレを脱して低インフレ状況にもっていきそれで経済状況を改善する人たち」というだけが共通項であってそこに過度な政治的な期待をかけられても困るのですが、「上げ潮派」の人たちこそその中でもただひとつ政治的な力に最も近い人たちでそこに期待をしないでいったいどこにかけるというのでしょうか。

 「小泉政権以後の景気後退に与えた日銀の政策転換の影響は明らかである。それだけ日銀の政策転換には影響がある証拠だ。いまこそ政策「転換」が必要ではないか。第二次経済対策において、日銀の参加しない「政策総動員」はありえない」

 下のエントリーにも書きましたが激しく同意です。

 なお、産経新聞の以下の記事(田村さんの著作は正直僕には?ですが日銀批判は僕のツボに入ります)もご参考までに。

http://tamurah.iza.ne.jp/blog/entry/744973/