白井聡『未完のレーニン』


 以前から白井さんとは面識があるにもかかわらず、なぜか上記の著作と連結できないでいて、先日の橋本努さんの講評会でお会いして、田中の脳内で連結できました。少し驚きました。


 もうそろそろ発車せねばいけない福田徳三論にかかわりますが、レーニンの『国家と革命』を中心に福田は本を書いていて、私も必要にせまられてレーニンを最近は読んでいたのです。僕のレーニン理解はほぼBrewerの『世界経済とマルクス経済学』で尽きていたのですが、『未完のレーニン』はそんなレーニン音痴にはありがたい刺激的な本でした。


未完のレーニン 〈力〉の思想を読む (講談社選書メチエ)

未完のレーニン 〈力〉の思想を読む (講談社選書メチエ)