武藤秀太郎編『福田徳三著作集第16巻 暗雲録』(福田徳三研究会)

福田徳三研究会が全巻の編集をうけもち、そのメンバーがそれぞれ担当巻をきめて世におくる全20巻のシリーズ。日本の福祉国家の父、生存権の経済的基礎づけ、そして明治終わりから1930年までの日本の経済学の代表者として知られる福田徳三の主要業績を収録しようという企画です。各巻に収録された編者たちの解説も今現在の日本経済思想とその周辺の研究成果を反映している力作揃いです。

 ぜひお買い求めください。また地元の図書館などで注文いただくと助かります!

 今回の巻は、大正デモクラシーの終焉、第一次世界大戦後の論壇の混迷、そして日本の行方にひろがる暗雲を刻した歴史的にも価値のある福田の時論を集成した『暗雲録』を掲載。ますます佳境に入っていく本著作集と現代との共鳴!
 ぜひご一読を!

暗雲録 (福田徳三著作集第16巻(第4回配本))

暗雲録 (福田徳三著作集第16巻(第4回配本))