下の「無我の経済学」の注記でふれたコルムの三角形についての文献メモ。調べてて気がついたけれども西條辰義氏らの入門テキストはいま品切れみたいですね。
石井安憲、西條辰義、 塩沢修平『入門・ミクロ経済学』
コルムの三角形(エッジワースのダイヤグラムと類似の手法で公共財の私的供給について直観的な説明を可能にしている図。いろんな応用例が可能)の世界で最もわかりやすく入門的なテキスト。コルムの三角形は個人的に好きな理論。
- 作者: 石井安憲,西条辰義,塩沢修平
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 1995/06
- メディア: 単行本
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日本語文献で最新かつ非常にわかりやすいのが下の高橋青天さんの論文。勉強になりました。
外国語文献としては以下のものが代表でしょうけれどもネットではとれない。
Economies with Public Goods: An Elementary Geometric Exposition
William Thomson
トムソンといえば清野一治さんが訳した以下の本でも有名。
- 作者: ウィリアムトムソン,William Thomson,清野一治
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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外国語文献の代表では以下のLey論文がネットで全部読める。
On the Private Provision of Public Goods: A Diagrammatic Exposition
Eduardo Ley
原典のコルムの論文は以下で