昭和恐慌と新型コロナ危機の経済政策を比較in『夕刊フジ』2020年4月18日

新型コロナ危機の経済政策と昭和恐慌の経済対策を比較しました。なるべくコンビニや駅には行ってないのでまだ手元に見本紙はないのですが、昭和恐慌は景気刺激策を全開にとればいいだけですが、新型コロナ危機な経済政策を感染期と景気刺激期の二段階にわけて考えなければいけません。感染期は経済活動の抑制と感染拡大抑制が厳しいトレードオフの関係にあります。ただこの難度の高い政策をうまく乗り切れれば、景気刺激対策をとれる段階での伸びしろが違うと思います。その意味では景気刺激策をうまく発揮できる環境を作る点では、昭和恐慌の金本位制離脱(=金融政策の転換と刺激策の有効性向上)と感染期の「だれも経済的に死なせない」経済政策は、類似していると思います。さらに昭和恐慌期の経済政策も新型コロナ危機の経済政策も共通して大蔵省(財務省)や政治家たちの緊縮主義的な旧弊を打破した点で、政策イノベーションとも位置付け可能です。

 

そんな趣旨で話しました。

 

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