映画『草原の実験』&『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』

いろいろな映画を隙間時間を利用してかなり見ているほうなのだが、最近ではこの二作が印象に深いものがあった。『草原の実験』は2014年に完成して、日本公開が2016年だったのにまず驚く。ついこの間、映画館で見るべきかどうか悩んでいたと思ったのに。時間の速度が異常に早く感じるw。閑話休題

 

『草原の実験』は映画の中でカザフスタンの箇所を記した地図があることからも暗示されているが、セミパラチンスク核実験場周辺の草原を想定した物語。実に美しく、そして不穏な展開と衝撃的な結末を内包した映画になっている。見ておくべき佳作だろう。

 

ライ麦畑の反逆児』は、今年のはじめに試写会に招待いただいたのだが、試験などが重なり見にいくことができなかった。こちらもサリンジャーの半生をわかりやすくフィクション風に仕立て上げていて、面白い。精神世界の確立と同時にどんどん世俗の束縛を脱していく。

 

昔はかなりこのブログでも映画についての寸評を書いていたが、時代がブログからtwitterに移行してしまい、記録として機能しなくなってしまった。ただこれからもたまにはメモしておきたい。