山口那津男・公明党代表:法律つくるのが面倒なので国民は苦しんでてください(!?)

朝日新聞のネットニュースより

消費増税「やる方が私は望ましい」 山口・公明党代表
http://www.asahi.com/articles/ASGBP6SXVGBPUTFK00R.html

「やらない」となれば、法律を作り直したり、なぜやらないかをきちんと説明したり、そしてその後の先々どうするのということも問われる。そこに説明不足や混乱が起きるのは望ましくないと思います。

 報道が正しいとすれば、これほどいいかげんな発言はない。国会議員が法律の作成と国民や政治家集団への説明をやるコストを優先してしまえば、いったい国会議員は何をするために選ばれるのだろうか? 国民が法律を生み出すコストを国会議員によって節約しているのに、国会議員がそれを理由に、特に消費税増税のように国民生活が苦境に陥り、また圧倒多数が再増税を反対している問題について、山口代表のような認識をもつことは、自身の職務を自己否定していることに等しい。というか著しく官僚的な答弁だ。

 不作為ゆえに日本経済が停滞に陥ったことを想起すべきだと思う。以下の飯田論説を参照のこと

飯田泰之「「リフレは不自然」論の裏にあるもの」in『Voice』2013年6月号
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20130508#p1