ネットで読める『アナと雪の女王』論(メモ)

中森明夫「「中央公論」掲載拒否! 中森明夫の『アナと雪の女王』独自解釈」
古谷経衡「アナ雪が描く「異なる価値観の共生」という夢」
 異なる価値観との「共生」。この実現しがたい「理想」を、しかし困難ゆえに高らかに表現することこそディズニー映画の役割ではないか、とする古谷さんの指摘。
 「「異なる2つの価値観」が互いに手を取り合い、共生する未来こそが、「ありのまま/そのまま」の本来の人類の姿だと提示しているのである。「Let it go」は、「共生」と「共存」が導く未来そのものの姿であり、不信と疑念に閉ざされていた旧世界(凍結)から解き放たれる、というメッセージ性が込められているように見える」。

岡田斗司夫の「ロボコップ」「アナと雪の女王」への批判コメント(youtube動画)

 リメイクされた『ロボコップ』にあるハリウッド的アイデンティティ問題(裏面での絶対的な善悪二元論の消滅)が、「アナ雪」にも展開されている。わかりやすい絶対的な善悪二元論が採用されていないため、トラウマとか関係性とかアイデンティティに話の重点がいかざるをえない。『ウォッチメン』の火星の城とアナ雪の氷の城との「孤独の定理」wの証明。結末にカタルシスがない。これは上の古谷さんの感想と真逆だ。

『アナと雪の女王』はなぜ面白いのか(大坂 直樹 :東洋経済 編集局記者)

上野泰也「「不況期に映画大ヒット」の法則が逆転した?「アナ雪」」

 ライムスター宇多丸のアナ雪論(動画その1動画その2