『河上肇記念会会報』第100号記念を祝す

 河上肇記念会から毎号頂戴していますが、ついに100号の記念号がでました。おめでとうございます。また東京河上会幹事、河上肇賞の審査委員としても、河上肇の業績を評価する貴会が今後ともますます盛会でありますようエールを送らせていただきます。

 河上肇記念会の会報100号記念として、10月22日に「ジャーナリストの眼から見た9.11と3.11」と題した鳥越俊太郎氏による記念講演会が、京都大学法経第7教室で午後1時30分から開催されるようです。鳥越氏と河上肇という組み合わせもユニークですね、盛会をお祈りします。

 この100号は写真が豊富で、河上肇第一次世界大戦時に欧州に留学したときに、現地から送った絵葉書多数や、家族たちとの写真など珍しいものが多いです。僕も実は河上肇の書(全集に収録されているもの)を所持しているのですが、絵葉書の文体とそのレトロな絵との組み合わせはひとつの文化財ですね。

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